◇3日 男子ゴルフツアー 中日クラウンズ第3日(愛知県東郷町、名古屋GC和合C)
順延となった第2ラウンドの残りと第3ラウンドを行い、小西たかのり(33)、浅地洋佑(31)、岡田晃平(23)が通算6アンダーで首位に並んだ。小西は2番パー5で、中日クラウンズでは1998年の中嶋常幸以来27年ぶりのアルバトロスを達成するなど、第2ラウンド終了時の12位から一気にトップへ躍り出た。最終日は初優勝した前週の前沢杯に続く2週連続優勝を狙う。
小西は出だしの1番でバーディーを奪い、勢いに乗った。続く2番は523ヤードのパー5。2打目に残した距離は231ヤードで風は右からのアゲンスト。選んだクラブはロフト角21度のユーティリティーだった。
「左から強めのフェードをかけて、風にぶつけていけばグリーンの真ん中には乗るのかな」という狙いで振った渾身(こんしん)の一打はイメージ通り、グリーンの真ん中に着弾。そのままカップに吸い込まれた。
ホールインワンよりも難易度が高いといわれるアルバトロス。この大会では1998年に1番パー4でホールインワンを記録した中嶋常幸以来、27年ぶり。小西は歓声で快挙を知ったという。
第3ラウンドは1アルバトロス、5バーディー、3ボギーの65。ツアー史上2人目となる、初優勝からの2週連続優勝が狙える位置まできた。
「せっかくアルバトロスを取ったのに。もっと伸ばしたかった」と照れ笑いを浮かべながらも目は真剣。「ショットはずっと悪くない。その割にパットが入らない。最終日はパットが入ってくれればスコアは伸びる。優勝しか狙っていません」と意欲を見せた。
石川遼と同い年。20歳でプロ入りして以来、時間をかけてスイングを磨き続けた。これまで国内ツアーで43人が50度のアルバトロスを達成したが、その試合で優勝した者は誰もいない。こんなジンクスも、遅咲きの実力者なら覆せるはずだ。