クレジットカードの審査基準はカード会社によって異なりますが、一般的には「属性情報」と「信用情報」がチェックされることが多いようです。「属性情報」とは申請者本人や家族の情報のことをいい、具体的には家族構成や住まいの状況・勤務先・勤続年数・雇用形態・年収などが挙げられます。
一方の「信用情報」とは借入金額や支払い状況・過去の支払い遅れなどのことで、クレジットカード会社が信用情報機関に照会を行って確認します。
「ある程度の年収がなければクレジットカードを作れない」と思っている人もいるかもしれませんが、実際のところ年収は目安の一つであり、それだけが判断基準となるわけではないようです。実際に、社会人になったばかりで収入実績がない人でも、勤務先などで判断してクレジットカードを持てるケースもあります。
クレジットカードには「利用限度額」が設定されているのです。利用限度額からまだ支払いが完了していない「利用残高」を引いた金額のことを「利用可能額」といいます。例えば、利用限度額が100万円のところ20万円を利用してまだ支払いが完了していない場合、80万円が利用可能額となります。
貸金業法第十三条二項では「過剰貸付け等の禁止」について、年収の3分の1を超える貸し付けが禁止されているため、年収も利用限度額を決める際の判断基準の一つにはなるようです。しかし、年収以外にも、申請者の職業や信用情報などを基に総合的に判断されることが多くなっているようです。
ボーナスの支給については会社が定めるものなので、転職した年はボーナスが支給されないケースもあるようです。例えば、4月に入社した場合は夏のボーナスは支給されず、冬のボーナスから支給されるようになることもあるでしょう。
クレジットカード申請時には基本的に「現在の収入に基づく年収」の記入を求められるため、ボーナスが支給されていない場合は年収が低くなり、審査に通りにくくなることを心配される人もいるかもしれません。
その場合は、1ヶ月の平均月給に12ヶ月をかけて、ボーナスの支給があることが分かっている場合はその分も含めて、見込み年収を算出して記入しましょう。
クレジットカードを作るためにはカード会社の審査に通る必要があるため、転職したばかりでボーナスが支給されていない時点では「年収が低くて審査に落ちるのではないか?」と不安になる人もいるでしょう。
しかし、クレジットカードの審査は信用情報や家族構成・雇用形態などさまざまなもので判断され、年収はそのうちの一つの目安に過ぎません。そのため、年収だけを理由に審査に落とされるという心配はあまりしなくていいでしょう。
転職したばかりでクレジットカードを申請するのであれば、もらえる予定のボーナスも含めて見込み年収を記載することをおすすめします。
デジタル庁e−Gov法令検索 貸金業法(昭和五十八年法律第三十二号)第十三条の二
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー