青く輝くシャインマスカット。
このシャインマスカットを巡って、長野県の須坂市が揺れています。
「怒りたいですよね。何をしているんだと」と怒りの声を上げたのは、市内のブドウ農家。
その理由は、18日に須坂市長が会見で明らかにした、ふるさと納税返礼品向けシャインマスカットの産地偽装です。
須坂市・三木正夫市長:
あってはならないことと考えております。
須坂市はホームページで“フルーツ王国”とPRするなど、果物が特産品。
中でもシャインマスカットは、ふるさと納税寄付額の約8割にも上る大人気の返礼品です。
2023年には寄付額が39億円を超え、長野県の自治体で1位となりました。
そんな人気返礼品の産地偽装は、どのようにして起きたのでしょうか。
須坂市は、返礼品向けシャインマスカットの仕入れを和歌山県の業者に依頼。
しかし、その業者は山形県産のシャインマスカットを仕入れ、それを「長野県産」と偽り、2019年9月から約5年間、須坂市に送っていたというのです。
トータルの量は11トンほど。
この山形県産シャインマスカットに対するふるさと納税額は、1億2300万円余りに上るといいます。
問題は市の対応にもありました。
市はこの産地偽装について、2024年11月上旬までに業者から報告を受けていたにもかかわらず、2月下旬まで寄付の受け入れを継続。
この対応について、市長は会見で「農水省という国の調査が入っているということで、調査結果を待つと。判断の認識不足だったと反省しております」と釈明しました。
須坂市民からは、「皆さん、それ(返礼品)を求めてふるさと納税してくださるわけですから、偽装なんていうことは許されることではないと思う」「知った時点でストップかけられなかったのかな」など、不満と疑問の声が聞かれました。
須坂市内のブドウ農家は、今回の件でのイメージダウンを心配しています。
ブドウ農家・湯野沢宏健さん:
須坂市産の評判が落ちると、須坂の(シャインマスカットの)値段も落ちるかも。(市には)僕らが納得できるような説明をしてほしい。
市はふるさと納税の寄付を全て中止し、第三者委員会による調査を行う考えです。