マンチェスター・シティはファイナンシャル・フェアプレー(FFP)違反疑惑の渦中にあり、有罪判決を受けた場合の処分について議論されている。サッカーの財務専門家であるキーラン・マグワイア氏は、数年間にわたる勝ち点剥奪の処分が科されることを予想した。英メディア『チームトーク』が1日に報じている。
マンCは2009年から2018年にかけて115件のFFP違反を犯した疑いで告発を受けており、昨年9月に公式聴聞会が始まった。そして、今年3月に最終決定が下される見込みだったが、まだ発表はない。それに先駆けて、処分に関する様々な案が浮上しており、多額の罰金や勝ち点剥奪、プレミアリーグからの降格や過去のタイトル剥奪、全ての大会から追放などの意見が出されていた。
そんな中、ポッドキャスト番組『オーバーラップ』に出演したマグワイア氏は、ポール・スコールズ氏の「判決はシーズン終了前に発表すべきか?」との質問に対し「プレミアリーグとしては、できるだけ早く発表したいという意向があるのは確かだ。さもなければ反発を受けることになる。例えば7月に発表されて、もしシティが40〜50ポイントの勝ち点剥奪を受けたとしたら、レスター・シティやイプスウィッチ・タウンのどちらかは、もっと早く発表されていたら、降格を回避できたという苦言を呈すだろう」と答えている。
続けてスコールズ氏が「処分は罰金よりも勝ち点剥奪の方が現実的なのか?」と尋ねると、マグワイア氏は「間違いなくそうなるだろう。億万長者のオーナーに少しばかりの罰金を科したところで、何の抑止力にもならないからね。エバートンやノッティンガム・フォレストが受けた処分は、規則違反の程度としては軽微なものだった。一方で、シティが告発されているのは、約10年に及ぶ組織的な不正行為だ。有罪となれば、フォレストやエバートンに科された勝ち点剥奪にゼロを一つ加えたような処分が下るだろう。逆に無罪なら、大きな混乱が起こるはずだ」と述べた。
この発言を受けて、同メディアは「シティに対する疑惑の重大さを考えれば、最大50ポイントの勝ち点剥奪という前例のない処分が下るかもしれない。これにより、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)出場権争いや残留争いの構図が大きく変わることになるだろう」と報じた。勝ち点剥奪は数年間に渡るとの意見もあり、それが実現するとマンCは毎年残留争いをすることになりそうだ。
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