グリーンに近づけたいフェアウェイバンカー、でも左足上がりはダフりやすい、ならば・・・菅原大地が谷繁元信さんへ上級者向けテクを紹介

 CSゴルフネットワーク「サンドウィッチマン伊達とナイツショット!(#7:12月1日深夜0時初回放送)」に出演しているYouTubeのゴルフレッスンチャンネルで人気の菅原大地プロ。今回はベストスコア67の元中日ドラゴンズ監督谷繁元信さんへ、上級者向けのワンポイントアドバイスです。

 ティーショットが引っかかってしまい、グリーン左サイドのフェアウェイバンカーにつかまってしまった。グリーンまでの距離は100ヤードと短いが、ボールはバンカーの左サイドのアゴの近くで、ピン方向を向いて構えようとすると、左足をアゴの途中に置かなければならず、極端な左足上がりになってしまう。そんな状況の時、皆さんならどうしますか?
 おそらくほとんどの方は、「残り100ヤードだからせめてグリーンには乗せたい」「あわよくばピンそばまでボールを運びたい」と考え、ターゲットに対してスクエアに構えようとするのではないでしょうか。そうなると当然、左足上がりで構えるような形になってしまいます。
 状況的には仕方がないように思われるのですが、左足上がりで構えると、どうしてもクラブの軌道が下から入ってくることになり、手前をダフってしまいます。グリーン近くのガードバンカーならそれでOKなのですが、少なくとも100ヤードを打たなければならないとなると、バンカーでの“ダフリ”は致命傷になります。
 このような場合、私だったら「ダフらない」ことを優先します。このケースでは、ターゲットに対してスクエアに構えようとするから左足上がりになるので、まず左足を平らなところまで下ろします。そして、右足を引いて構えます。
 そうするとかなりクローズで構えることになり、ターゲットよりも右を向いた形になるのですが、このほうが、ヘッドが鋭角に入っていくので、クリーンにヒットしやすくなります。
 あとはボールを右足寄りに置き、フェースをかぶせてハンドファーストに構え、思い切り左に振り抜くだけ。そうすればダフることなく、上手くいけばフック回転が掛かり、ピン方向に転がってくれます。たとえミスをしたとしても、ダフらない分、飛距離は出てくれます。
 このようにボールだけを拾いたい場合は、左足を前に置く、つまりクローズに構えることが大事です。そしてほぼ左足1本で立っているくらい左足体重にする。そうすればダフリは避けられます。結構トリッキーなショットになりますが、バンカーからクリーンヒットさせるための考え方として、参考にしてみてください。

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