◆第56回日本少年野球選手権大会 栃木県支部予選 ▽1回戦 鹿沼ボーイズ4―0さくら勝山ボーイズ(6月1日・宇都宮清原球場)
夏の全国大会・エイジェックカップ第56回選手権大会(8月2〜7日・大阪シティ信用金庫スタジアムほか)の支部予選が1日、5支部で開幕した。栃木では春季全国大会出場の鹿沼ボーイズのエース左腕・青木倖士朗(3年)が6回途中を2安打無失点、毎回の10三振を奪う力投を見せた。茨城、千葉では準決勝が行われ、8日の決勝で2代表が決まる。
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鹿沼の怪腕・青木がすごみを増した。最速は昨秋から10キロ増の131キロをマーク。マウンドでは表情を変えない冷静な左腕も「中学に入った時に130出すのが目標だった。うれしい」とはにかんだ。
次々と三振を奪った。キレのあるスライダーで相手打者のバットに空を切らせた。「1か月前に覚えたんです」と衝撃発言。愛読書「ダルビッシュ有の変化球バイブル」の図解をもとに試行錯誤。決め球だったチェンジアップの制球が定まらないと封印し、新球で奪三振ショーを繰り広げた。
球数制限ギリギリの79球、5回2/3で降板も打者22人に単打2本、毎回の10K。最後に相手4番・永岡陽翔(3年)から三振を奪うと、左手拳を強く握った。「一番いいバッターだったので…」会心の笑みがこぼれた。
吉高神一之監督(52)は「春季全国大会にも出て、3年生としての自覚も出てきた」と評価。立ち上がりに不安もあったが、この日の投球で見事に払拭(ふっしょく)。春夏連続全国大会出場を目指し、クールな左腕が闘志を内に秘めて腕を振り続ける。
【鹿沼ボーイズ・登録メンバー】※は主将
▽3年生 ※田谷茉久、福田真翔、阿久津希、設楽拓生、寺内太志、島田琉希、小林蒼空、鈴木凌斗、天下谷瑠衣斗、青木倖士朗、石川晟央、星勝太郎
▽2年生 斎藤龍斗、小林勇璃、川田悠雅、吉沢隼一、松島伶桜、君島壮祐、矢古宇芳弥、小田勇侍、齋藤優羽雅、角田駿斗、根本一絆
★さくら勝山・阿久津祐翔=3年(3番・三塁で3打数2安打。チームで唯一のヒット)「守備も含めて自分としては良かったけど、チームが負けたので…」