新型コロナ全国定点6.96で7週連続増加―インフルは減少［感染症発生動向調査　2023年第52週（12月25〜31日）］

感染症動向調査 2023年第52週（12月25〜31日）

主なトピックは下記

・インフルエンザ　第52週の定点当たり報告数は21.65。　2024年第1週(1月1日〜1月7日)速報では12.66（患者報告数61,918）となり大幅減少。　年末年始休暇の診察日数減少の影響か。
・新型コロナウイルス感染症　第52週の定点当たり報告数は5.79。　2024年第1週(1月1日〜1月7日)速報では6.96と増加止まらず。7週連続で増加。　入院患者数は2,336人と前週の1,942人から約1.2倍の増加。
・咽頭結膜熱（プール熱）　定点当たり報告数は2週連続で減少したが、過去5年間の同時期の平均と比較してかなり多い。　都道府県別の上位3位は北海道（7.55）、富山県（6.45）、福井県（5.76）である。
・西部ウマ脳炎（アルゼンチン共和国）　2023年12月20日、アルゼンチンのIHRに基づく連絡窓口（IHRNFP）は、　世界保健機関（WHO）に対し、西部ウマ脳炎（WEE）のヒト感染例を通知した。　アルゼンチンで最後に報告されたヒト感染例は1982〜83年と1996年で、これは20年以上ぶりに報告されたヒト感染例である。