【MotoGP】ドゥカティの2025年型、エンジンに問題アリか……「加速は良いけどブレーキングが悪化」とバニャイヤ

 MotoGPのセパン公式テストがスタートし、各チームが2025年型のマシンを走らせている。フランチェスコ・バニャイヤは、ドゥカティの新エンジンに不安を抱えている。

 バニャイヤが不安を抱えている理由……それは、今回ドゥカティが持ち込んだ新型マシンに搭載されているエンジンが短所と長所が入り交じる形になっているからだ。

 2025年型マシンに載せられたエンジンに対して、バニャイヤはパワーの増加とよりスムーズなパワーデリバリーによって最高速と加速がともに改善したと感銘を受けている。しかしその一方でこの新エンジンは、減速時のパフォーマンスではむしろ2024年型よりも後退してしまっていると彼は考えている。

 ドゥカティにとって、2025年エンジンの仕様は間違えるわけにはいかない重要なポイントだ。なぜならMotoGPは、今年ホモロゲーションを取得した後はエンジン開発が凍結され、2025〜2026年の2年間にわたって変更を加えることができないからだ。

 これは2027年に新レギュレーションの導入を控えていることから、コストを削減するための措置である。

「僕らはエンジンにより集中している状況にある」とバニャイヤは言う。

「今日(テスト2日目)は昨日に比べて一歩前進できた」

「パワーデリバリーは凄くスムーズでとても気に入っている。新しいエンジンは加速の面でこんなにスムーズなのは初めてだし、それは凄くいい」

「だけどブレーキングという点では、少しそのギャップを縮めたとしても、GP24からはまだ少し遠い。明日はそのギャップを縮めて、僕らはどの方向に進んでいるのかを確かめる必要がある」

「今回のテストはとても重要なんだ。このテストで得た結果がこれからの2年間に続いていくからね。大事な決断になってくる」

 ブレーキング時のパフォーマンスは、ドゥカティの2024年型マシンの最大の強みのひとつだった。そしてバニャイヤは2025年型マシンで同じパフォーマンスを再現できるかどうか疑問に思っている。

「今のところ、50-50だね」

 2025年マシンのエンジン選択についてどのくらい確信しているのかと聞くと、バニャイヤはそう答えた。

「GP24は素晴らしいベースとなっていて、僕ら皆がマージンがまだあると感じていた。GP25は既にかなり速くて、ストレートと加速で優れている」

「トップスピードにはコーナーから上手く立ち上がっていけているときにのみ到達できるんだけど、このバイクは加速がとてもスムースで、スロットルでかなりコントロールできるんだ」

「でもブレーキングではGP24が傑出していた。本当に素晴らしいブレーキングを見せることができていたけど、その点は今のGP25では達成できていないモノだ。たとえ今後数日で(GP24との)ギャップを縮めたとしてもね」

 長い直線を持つセパン・インターナショナル・サーキットでは、加速と最高速が優れていればタイムを稼ぐことができる。しかしバニャイヤは、減速時のパフォーマンス低下によって、その加速&最高速で稼いだ以上のロスが生じていると語る。

「ドゥカティのバイクはみんなコーナー脱出からの加速という点で優れているんだ。僕らの加速は他のメーカーのバイクよりも優れていて、少し差を付けるのに役に立っていると言っていい」

「でもその領域でのアドバンテージは、ブレーキングやコーナー進入で失っているモノと相殺できるものではない。だからこそ僕らは少しバランスを取らないといけないんだ」

「現時点で、加速によって得られるモノは、ブレーキングで失っているモノと比較して少し少ないんだ」

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