【特集:新シーズンへの要改善点】アルピーヌ:ついに経営が安定……? もう二の舞は許されない

 もうドタバタは懲り懲り……アルピーヌのスタッフはそう思っているかもしれない。幸い、2025年シーズンに向けては、F1チームの成長に向けてある程度の基盤を手に入れることができたのかもしれない。

 2024年、アルピーヌはシーズン終盤に一気に調子を上げ、コンストラクターズランキング6位で終えた。これだけを見れば、今後に向けて大いに期待ができる結果とも言える。

 しかしエステバン・オコンと契約解除することとなっただけでなく、最終戦を待たずして契約を終了することになるという、不快な終わりを迎えた。またシーズン中頃にエクゼクティブ・アドバイザーに就任したフラビオ・ブリアトーレは、オコンの後任として最終戦でF1デビューを果たした今季のレギュラードライバーであるジャック・ドゥーハンの将来について不安視するコメントを発しており、今後何らかの動きがあるかもしれない。

 アルピーヌは近年、前身のルノー時代も含めてチーム代表が頻繁に変更されている。2022年1月にマルチン・ブコウスキーが退任し、その後はオットマー・サフナウアーが引き継いだ。しかしそのサフナウアーの任期も2023年に終了し、ブルーノ・ファミンが職を引き継いだが、1年も待たず。2024年の7月には36歳のオリバー・オークスが代表に就任した。

 しかもルノーは、2026年からの新しい規則下のパワーユニット(PU)開発を断念することを決定。アルピーヌは来季から、メルセデス製PUを積むことになっている。これには、会社内部も含めて大きな動揺があった。チーム内の調和が取れるのかは確かに心配されるが、最大の焦点は経営陣を固め、アルピーヌの将来の基礎を築くことができるかというところだろう。

 ここ数年絶え間なく続いた変化は、2024年序盤のアルピーヌには大きく不利に働いた。同じことを起こすのは、もう許されない。

スポーツの主要なニュース

スポーツのニュース一覧へ

関連ニュース

ニューストップへ