トラックハウスのラウル・フェルナンデスは、セパンで行なわれたMotoGP公式プレシーズンテスト初日の2月5日に転倒し、手を骨折してしまったが、それから1週間後の12日からスタートするブリーラムでのテストに参加すべく、現地入りした。
フェルナンデスは、セパンテスト初日にターン9へのエントリーで、直進している状態から突然バイクが倒れて時速220kmで転倒。そのクラッシュの激しさは、事故が起きた場所の反対側のグランドスタンドにいたアシスタントによって記録され、ソーシャルメディアで拡散されている。
フェルナンデスはサーキットのメディカルセンターに運ばれ、検査の結果、左手の小指の付け根と、左足の親指を骨折していることが判明した。フェルナンデスはすぐさまスペインに戻り、翌日にはザビエル・ミル医師による手術を受けた。医師は、足の負傷は手術の必要はないと判断したが、より詳細な検査の結果、2つ目の骨折が見つかっている。
手術を終えたばかりのフェルナンデスは、日曜日にバンコクに飛び、月曜日の早朝に別の飛行機に乗り、朝8時にブリーラムに到着した。そのため、バンコクで開催された華やかなシーズン開幕イベントに出席することができなかった。
フェルナンデスはサーキットに立ち寄ってチームとミーティングを行なった後、水曜日に再びサーキットに向かい、プレシーズンを締めくくる2日間のテストの初日を迎える予定だ。
現ラインアップではフェルナンデスが、最もアプリリアでの経験が豊富なライダーであることを考えれば、タイでの彼の存在は非常に重要である。
フェルナンデスと同日に転倒し、右手に1箇所、左足に複数の骨折を負ってしまった昨季の王者ホルヘ・マルティンが今回のテストに参加できないのだ。マルティンもザビエル・ミル医師による手術を金曜日に受けており、同じくタイで開催される開幕戦(2月28日〜3月2日)での復帰を目指すことになる。
テスト初日にレギュラー4人のうち、ふたりを怪我で欠いてセパンテストを続ける事になったアプリリア陣営。トラックハウスの小椋藍はルーキーであり、マルコ・ベッツェッキ(アプリリア)が主にセットアップを進めることになった。
「ホルヘの転倒で計画は完全に変わってしまった」
そうベッツェッキは語った。
「証明しなければならなかったことをすべて考慮すれば、自分の仕事には満足している。あの役割に就いているときは、自分のこと、タイムを縮めることに集中する時間があまりない」
ベッツェッキは最終的にテストをトップから0.8秒遅れの9番手で終えた。これは小椋より0.4秒速いタイムだった。
タイでのテストは2日間。アプリリア陣営はドゥカティからバイクを乗り換えたばかりのベッツェッキと負傷を抱えるフェルナンデス、ルーキーの小椋で開幕に向けた準備を整えなければならない。
骨折のラウル・フェルナンデス、MotoGPテスト参加に向けブリーラム到着! 負傷からわずか1週間で走行へ
motorsport.com 日本版 2025/02/10 19:35