メルセデスF1のジョージ・ラッセルは、今季から新チームメイトとなるルーキーのアンドレア・キミ・アントネッリのことを、必ずしも圧倒しなくてはならないとは考えていない。
アントネッリはメルセデスの育成ドライバーとして以前から注目を集めてきたドライバーで、ルイス・ハミルトンの後任に選ばれて弱冠18歳でF1デビューを果たすことになった。
メルセデスで先輩のラッセルは、7度のF1チャンピオンではなく新人のアントネッリをチームメイトに迎えた今、相手よりもかなり先を行く必要があると感じているのかとmotorsport.comが尋ねると、「いや、まったくそうじゃない」と答え、こう続けた。
「キミは並外れたドライバーだし、僕が以前話したように、今の僕は18歳のときよりも速いとは感じていない。でも、経験は遥かに豊富だ」
「予選アウトラップでのトラフィックに遭遇したとしても、どう対処すればいいかは分かっているし、タイヤが冷えていたり熱かったりした場合も、その状況にどんな対処をすべきなのかを理解できてる。もちろん、このスポーツで発生するプレッシャーに対してもね」
「でも絶対的なペースとしては、僕は9年前よりも今のほうが速いとは考えていないんだ。去年のオリバー・ベアマン(ハース)を見れば分かるだろう。ベアマンは突然だったけど(代役でいきなりのF1デビューで)素晴らしい仕事をした。フランコ・コラピントもそうだった」
「そして僕たちが参戦した時も……僕はウイリアムズで後方だったから少し厳しかったのは知ってのとおりだと思うけど、ランド(ノリス/マクラーレン)、シャルル(ルクレール/フェラーリ)、マックス(フェルスタッペン/レッドブル)と、みんなすぐにペースを発揮していた。だから、キミのようなドライバーが同じようなことにならないはずがないだろう?」
なおメルセデスのトト・ウルフ代表は、アントネッリがルーキーイヤーからラッセルに肩を並べる速さを見せることを期待していると語っている。
「ジョージには『常にキミを圧倒してばかりいるとは思っていない』と伝えた」
「そう(ラッセルにアントネッリが圧倒されると)思っていたら、キミを起用しなかった。スピードという点では、キミはジョージと肩を並べると信じている。タイヤを長持ちさせるという点では学ぶべきことが多いし、急激な学習を進めていくことになるだろう」
「我々は18歳の若いドライバーと27歳のドライバーという組み合わせだが、互いにプッシュし合い、力強い走りを見せてくれることを期待している」
「アントネッリ圧倒は必須とは思っていない」先輩ジョージ・ラッセル、”速いヤツは最初から速い”理論を提唱
motorsport.com 日本版 2025/03/14 13:12