2026年からF1に参戦するキャデラックF1チームは、今週末のマイアミGPの土曜日にスペシャルイベントを実施し、来年グリッドにつくマシンのカラーリングを初公開する予定だ。
このイベントには、チーム代表のグレアム・ロードンやチームのCEOであるダン・タウリスだけでなく、ハリウッドのスターもお祝いに駆けつけ、レッドカーペットを歩く予定となっている。
マイアミGPを開催するマイアミ・インターナショナル・オートドロームの「文化の中心」となることが期待されるキャデラック・クラブでは、祝賀イベントが繰り広げられることになるだろうが、現在のところ詳細はまだ明かされていない。しかし新たなアメリカのF1チームが提供するモノをすべて吸収しようとするファンの熱狂ぶりは伝わってくる。
キャデラックのF1参戦までの道のりは一筋縄ではいかなかった。当初プロジェクトの中心はアンドレッティであり、ゼネラルモーターズ(GM)がそれを支援するという形だった。しかし、2023年後半にFIAから参戦の承認を得たにもかかわらず、F1を運営するFOM(フォーミュラワン・マネジメント)は、F1に価値をもたらさないとしてアンドレッティのプロジェクトを拒否した。
この決定を受けて、プロジェクトは再編され、マイケル・アンドレッティがリーダーの座から退き、代わりにダン・タウリスがCEOに就任した。
タウリスの下、GMはより大きな役割を担うことになり、キャデラックのブランドで11番目のチームとしてF1に受け入れられることになった。もちろん、既存チームの利益が”希釈”されることを防ぐ巨額の参入コスト(4億5000万ドル/約644億とも言われる)を支払ったうえでの参戦だが……。
キャデラックにとって記念すべきレース週末を迎えるにあたり、チームの将来についてはいくつかの疑問が残されている。
それは誰がドライバーに起用されるのかという疑問であり、インディカーに参戦しているコルトン・ハータが最有力候補だと目されている。そのチームメイトとして、昨年までドライブしていたセルジオ・ペレスも有力候補だとされている。
この件に関して公式な発表はないものの、チームの役員を務めるマリオ・アンドレッティは『ESPN』のポッドキャストを通じてペレスを「選択肢のひとつ」だと認めている。
「もちろん、彼はオプションになり得る」
「私が言えるのは、リアム・ローソンがチェコ(ペレス)をとてもとても良く見せているということだ」
一方でF1参戦を目指していたアレックス・パロウも、キャデラックのドライバー候補だとみなされていたが、本人はその可能性を否定し、『Soy Motor』に次のように語った。
「F1でポジションを得ようとする段階は、すでに過ぎてしまったと思う。物事はうまくいかなかった。もう手遅れの段階だと思う」
来季F1参戦のキャデラック、F1マイアミGPでマシンカラーリングを盛大にお披露目へ
motorsport.com 日本版 2025/05/01 12:02