熊本市電で相次ぐ運行トラブルを受け、市交通局の課題を洗い出して組織改革を図る作業チーム「市電再生タスク・フォース」が始動した。4日、中央区の交通局で開いた初会合で、安全確保に向けて組織体制や設備などを抜本的に見直すことを確認した。
チームは市長事務部局から派遣した課長級職員ら5人と交通局の11人の計16人で構成された。「人事」「組織体制」「施設整備」「経営」の4分野で情報収集や分析を進める。運転士の処遇改善、車両や架線といった設備の更新計画などについて、財源を含めて年内に方向性をまとめる。
1日付で設置したが、レールが剝離する運行トラブルの発生で初会合を延期していた。4日は異動した5人が同局職員と改めて顔合わせした。リーダー役を担う太江田真宏総務課副課長は「事故やインシデントで不安があっても市電に乗らざるを得ない利用者がいる。早急に丁寧に課題に向き合いたい」と話した。
市はチームによる組織見直し業務の支援をコンサルタント会社に委託する経費3千万円を、10日に開会する6月定例市議会に提案する。(馬場正広)
熊本市電「再生タスク・フォース」始動 組織、設備の改革目指す
熊本日日新聞 2025/06/04 12:30