LEXUS新型「RZ」欧州で発表!上級スポーティグレードを追加して、BEVのドライビング体験をトータルでグレードアップ

LEXUSは2025年3月12日、欧州向けの新型「RZ」をベルギー、ブリュッセルで発表しました。BEVシステムの全面刷新に加え、「ステアバイワイヤシステム」を導入、独自の四輪駆動システム「DIRECT 4」の特性変更など、改良は細部に渡ります。ハイパフォーマンスグレードの設定とともにラグジュアリーSUVとしてもスポーティカーとしても、大幅なグレードアップが図られているようです。

電動化モデルが追求べき「進化のお手本」と言えるかも

BEV、HEV、PHEVなど多彩な「電動車」の普及に取り組んできたLEXUSにとって、ブランドとしての新たな価値を象徴する1台になりそうな新型モデルが欧州で発表されました。フルバッテリーEV専用モデル「RZ」はまさに、電動化モデルが秘める「可能性」を象徴するかのような進化を遂げています。

最大のポイントは、何といっても走行性能のグレードアップでしょう。パワートレーン(eAxle)、プラットフォーム、シャシー、インターフェイスに至るまで、主たる改良点だけをざっと挙げても、非常に多彩です。

それらの改良による具体的な恩恵としては、高出力化によるゆとりの向上、航続距離の伸長、充電時間の短縮を実現がまずはトピック。また、新しいステアリングシステムがかつてないドライビング体験をもたらすとともに、電動化技術を活かした四輪駆動制御の特性見直しによってレクサスならではの自然で気持ちの良い走りをさらに洗練させているようです。

新型RZはただラグジュアリー感を高めているだけでなく、「刺激的」という意味での魅力もまた進化を遂げています。中でも、前後モーターの高出力化によって最大システム出力300kW(407.8ps)を手に入れた新グレード「RZ550e “F SPORT”」(以下 F SPORT)は、スポーツ派ユーザーの注目を浴びることになりそうです。

電動化モデルだからこそ「秘めた可能性」を感じさせる新装備

F SPORTは、フロントロアーバンパーモール、リヤスポイラーなど空力性能向上を狙った独自のエクステリアデザインで、第一印象から差別化を図ったグレード。20インチエアロホイールは、空力デバイスとしてのエアロカバーが設定されました。エッジを際立たせる「ニュートリノグレー」も新たに採用された専用ボディカラーです。

インテリアには、ステアバイワイヤ用ステアリングホイールの設定など、乗り込んだ瞬間に「走り」と「上質感」を印象付けるオリジナルのインターフェイスが与えられています。ドアトリム表皮は、LEXUS初の設定。ウルトラスエードにレーザー加工によるグラフィックが、新しいラグジュアリー感を漂わせます。

同じくLEXUS初となるのが、「ダイナミック陰影イルミネーション」と名付けられた演出です。時間の経過とともに徐々に変化する繊細な陰影柄によって、華やかさの中に心地よい揺らぎをともなう光の模様の動きが提供されています。

高出力モーターに加えF SPORTの専用装備としてひときわ期待値が高まるのが、「インタラクティブマニュアルドライブ」の採用でしょう。加減速におけるシフトを操る高揚感をサウンドによって演出する手法は、ともすれば単調になりがちな電動化モデルのデメリットを補いながら、電動化モデルだからこそ可能な「プラスα」をもたらしてくれるユニークなテクノロジーと言えるでしょう。

新型「RZ」主な走りの進化ポイントと効能をおまとめ その1

●⓵BEVシステムの全面刷新

・大容量リチウムイオンバッテリー(水冷式)採用、構造最適化
・新型eAxle(インバーター効率向上)採用
・モーター高出力化(フロント・リアともに167kW)
・「電池プレコンディショニング機能」採用
<主な効能>
・全開加速性能、最高速性能向上
・中間加速の伸び感向上
・出力の多様化にともなうラインナップ拡大
・航続距離伸長(AWD:500km=約14%改善/FWD:575km=約20%改善)
・最大30分以上の充電時間短縮、充電時間遅延の遅延を解消

●②専用プラットフォームの改良

・ラジエーターサポート廻り板厚、接合を強化
・リアブレースを追加、ねじり変形を抑制
<主な効能>
・操舵応答性を質感とともに向上

●③ステアバイワイヤシステム(専用ステアリングホイール)の導入

<主な効能>
・取り回し性能向上
・俊敏性、高速安定性向上

新型「RZ」主な走りの進化ポイントと効能をおまとめ その2

●④新四輪駆動システム「DIRECT 4」の進化

・駆動力配分制御見直し
<主な効能>
・トラクション性能、操縦安定性向上
・旋回フィーリング、ライントレース性改善
・緊急時危険回避性能を高次元で確保

●⑤「インタラクティブ マニュアル ドライブ」を新設定

・パドルシフト操作によるマニュアルトランスミッション感覚の駆動力出力を発生
・エンジンが搭載されているようなサウンドの演出
<主な効能>
・聴覚、視覚を通して、より深いクルマとの対話感覚を創出

●⑥音と振動の発生源を抑制する源流対策

・サスペンション特性(アブソーバー減衰力)見直し
・リアフロアサイレンサー設定
・防音材の高性能化
・各部の防音性能を向上
・ボディフロアパネルに高減衰接着剤を採用
<主な効能>
・操縦安定性の確保と乗り心地の向上を両立
・ロードノイズ、風切音対策を徹底
・質感の高い乗り心地を創出

●【LEXUS RZ550e “F SPORT” 主要諸元】

●全長×全幅×全高:4805×1895×1635mm
●ホイールベース:2850mm
●タイヤサイズ:20インチ
●車両重量:2135-2180kg
●フロントモーター 最高出力:167kW(227ps)/最大トルク:268.6Nm
●リアモーター 最高出力:167kW(227ps)/最大トルク:268.6Nm
●システム最高出力:300kW(407.8ps)
●総電力:76.96kWh
●0→100km/h加速:4.4sec

ライフの主要なニュース

ライフのニュース一覧へ

関連ニュース

ニューストップへ