3代目メルセデス・ベンツ「CLA」のパワーソースはBEVとMHEVの2本立て! 先進のインフォテインメントが未来志向の快適ドライブを約束

2025年3月14日(独・現地時間)、フルモデルチェンジが行われたメルセデス・ベンツ「CLA」の発表が行われた。3代目となるこのモデルは、800Vのアーキテクチャーを使ったBEV(電気自動車)と48VのMHEV(マイルドハイブリッド)ふたつのパワーソースを有す、いわゆる電動モデルへと進化をみせた。先進テクノロジーをまとった、最新のメルセデス・ベンツのインフォテインメントシステム「MBUX」の機能にも注目だ。

満充電航続距離792kmの「CLA250+」。充電時間も大幅に短縮

3代目へと進化を見せたメルセデス・ベンツ「CLA」。先代に比べ、全長が+35mmの4723mm、全幅が+25mmの1855mm、全高が+29mmの1468mmと、そのサイズは大柄となったが、注目したいのは、その姿形でだけではなく、電動化への大幅なシフトだ。

新型「CLA」のラインナップは、EQテクノロジー搭載のBEV(電気自動車)と48VのMHEV(マイルドハイブリッド)のふたつとなる。カーボンニュートラルへの取り組みを示すものだが、まずBEVが先行して発売され、2025年後半にMHEVの登場が予定されている。

BEVは、「CLA250+」と「CLA350 4MATIC」の2グレードがあり、前者のエネルギー消費量が14.1〜12.2 kWh/100 km で、後者のエネルギー消費量が14.7〜12.5 kWh/100 kmとなる。どちらも効率の高さを誇るが、「CLA250+」においては、WLTPの満充電航続距離が最大792kmと報告されている。

採用されている800Vのテクノロジーも存分に活躍する。フラットパック設計で1.3kWhのエネルギー含有量を持つ新しいリチウムイオンバッテリーとの組み合わせで、充電時間が大幅に短縮されているのだ。

「CLA250+」は、10分以内に最大325kmまで走行可能な充電ができ、「CLA250+」と「CLA350 4MATIC」ともに、最大320kWの急速DC充電が可能となる。これは、充電時間が燃料補給とほぼ同じ速さとなることを示している。

トランスミッションは2速となる。1速は発進直後から優れた加速を得られ、市街地での走行にメリットを発揮する。2速は高速走行時のパワー伝達と高効率性が重視され、長距離走行時の快適性を確保するという。

ちなみに48VのMHEVは8速で、すべてのギアで回生が可能となる。そのポテンシャルは、最大で25kWに及ぶという。しかもEV走行時の最高時速が100km/h。こちらの登場も待ち遠しいところだ。

生成AI搭載で、第4世代「MBUX」の機能が大幅に進化

第4世代へと進化した「MBUX」の機能は想像を絶するものとなった。最先端の高性能チップ搭載の「MBUXスーパースクリーン」のアプリ ビューでは、スマートフォンと同じように、アプリを個別に名前の付いたフォルダーに移動してグループ化することができる。それもスワイプ操作で。

生成AIの活用で誕生した「MBUXバーチャルアシスタント」も革新的だ。ChatGPT4o や Microsoft Bing 、Google Gemini を統合的に運用することで、友人と行うような複雑で多段の対話を可能にしたのだ。しかも、短期記憶能力も備えている。

一例を挙げれば、Google マップ プラットフォームの情報にアクセスし、興味のあるポイントなどに関する質問に対して、詳細でパーソナライズされた回答が提供されるのだ。そして、「MBUX バーチャル アシスタント」は、スリーポインテッドのアバターとして、常にゼロ レイヤー上に存在している。

統合ビジュアルコミュニケーションも新たな次元となった。「MBUX サラウンドナビゲーション」により、ドライバー支援ビューを周囲の 3D 表示とリアルタイムのルート案内をシームレスに統合し、ディスプレイ上に表示してくれるのだ。

これにより、ドライバーは「CLA 」が感知しているものや支援システムがどのようにサポートしているかを確認しながら、ドライブをすることができる。安全性の向上に貢献してくれることは言うまでもない。

シンプルさの中にこだわりを見せるエクステリア&インテリア

最後にエクステリアとインテリアを紹介しよう。エクステリは、アスリートを思わせる筋肉質なフォルムが特徴だ。ラインを減らし彫刻的な表面を強調することで、横から見ると光と影のコントラストが目を引く。

BEVのグリルはシームレスなスターパネルが採用される。そこには合計142 個の個別に動くLED スターが配され、すべて点灯する。これは、メルセデス・ベンツの生産車で初めてのことだ。片やMHEVは、エンジン搭載ということで空気取り入れ口の付いたオーソドックスなグリルとなる。

ヘッドライトは高性能LEDだが、オプションのマルチビーム LED ヘッドライトを装備すると、デイタイムランニングライトがスリーポインテッドスターとなる。

開放的なパノラマ ルーフの標準装備も嬉しい。中央支柱がないため、上部の視界がほぼ遮られることがなく、同時に赤外線フィルムや低放射コーティングなどにより、日差しや熱を防いでくれる。

インテリアは、必要最低限​​に絞るという原則に従ってデザインされている。特にこだわりを見せるのがハイテク要素だ。なかでもハイライトは、「MBUX スーパースクリーン」で、10.25 インチのドライバー ディスプレイと 14 インチのセンター ディスプレイで構成される。ちなみに助手席用の 14 インチ)ディスプレイの追加も予定されている。

センターコンソールにも注目だ。宙に浮いているように見える高い位置にあり、ふたつのセクションに分かれる。上部には、一体型のダブルカップホルダーとスマートフォンの置くだけ充電機能を備える。

大型ドアセンターパネルも独創的。クラシックなデザインのハンドルを3 次元的に包み込む格好となっている。モダンラグジュアリーの再解釈といったところなのだろう。

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