有機ELディスプレーの自社生産を断念…JDIが茂原工場の売却検討

ジャパンディスプレイ(JDI)は12日、2026年3月をめどにパネルの主力工場である茂原工場(千葉県茂原市)での生産を終了し、売却を検討すると発表した。生産体制は石川工場(石川県川北町)に集約する。茂原工場はAI(人工知能)データセンターとしての活用を視野に入れ、複数の企業と交渉中だという。

経営再建中のJDIでは抜本的な構造改革を実施しており、今回の決定はその一環。茂原工場の生産終了により最大で年間約250億円の固定費削減効果を見込んでいる。

石川工場の固定費は茂原工場の約4分の1だという。石川工場に生産機能を集約し、先端半導体パッケージングやセンサー生産に経営資源を注力する。

茂原工場で生産する有機ELディスプレーは自社生産を断念し、次世代有機ELディスプレーである「eLEAP」はファブレスで外部への委託生産を進める。JDIは「厳しい過当競争が続くディスプレー産業への依存による慢性的な赤字体質から脱却するためには、これまで以上に大きな戦略的転換が必要」と説明している。

また同日、先端半導体パッケージングなどを手がける台湾のパネルセミおよび日米の計3社それぞれと資本業務提携を結んだと発表した。

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