九電みらいエナジー(福岡市中央区、水町豊社長)は、2026年2月までをめどに長崎県五島市沖で出力1100キロワットの潮流発電を実証する。25年2月上旬に設置工事や試運転に入り、完了し次第、本格運転する。潮流発電の商用化に向けた技術開発などを実現する。潮流による1000キロワット級発電機で電力系統につなぐ例は国内初という。
五島列島の久賀島・奈留島間の海域「奈留瀬戸」の水深40メートルの海底に発電機(写真)1基を固定する。奈留島の変圧装置などを通じて系統に接続する。
発電機は英メーカー製で、九電みらいが出力500キロワットの実証に用いた設備。三菱長崎機工(長崎市)で出力向上の改造を施した。
同海域は国の海洋再生可能エネルギー実証フィールド。環境省の「潮流発電による地域の脱炭素化モデル構築事業」で実施する。九電みらいの水町社長は実用化について「海洋国として実現したい。九州には適地が多い」と力を込める。