量子コンピューター「黎明」稼働、目玉はスパコン「富岳」と連携

米クオンティニュアム(コロラド州)と理化学研究所は、理研和光キャンパス(埼玉県和光市)にクオンティニュアム製のイオントラップ方式量子コンピューターの設置を完了させ、運用を始めた。量子ビットを物理的に移動させることが可能なユニークなアーキテクチャー(設計概念)を採用した最新機で、米国外に設置したのは初めて。「黎明(れいめい)」と命名した。

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託事業として、理研が2023年に発表したプロジェクト「量子・スパコン連携プラットフォームの研究開発」の一環。スーパーコンピューター「富岳」との連携が目玉となる。

同プロジェクトでは量子と古典の両コンピューターのハイブリッド化に対応するソフトウエアスタックを作り、その上でアプリケーションを開発して有効性を検証する。

ハードウエアの連携ではクオンティニュアム製以外に、米IBM製の超電導方式量子コンピューターを理研の計算科学研究センター(神戸市中央区)に設置する。IBM機は富岳と同じ建屋で設置作業が進行中で、6月に稼働する予定。10月からハイブリッド利用を始め、富岳との連携ではリアルに一体として動かす。クオンティニュアムの量子コンピューターはネットワークを介して広域連携する。

ビジネスの主要なニュース

ビジネスのニュース一覧へ

関連ニュース

ニューストップへ