次のNHK朝ドラ「あんぱん」にヒットの法則! 著名人の妻が主役の“女房もの”は当たる

 NHK連続テレビ小説「おむすび」は大詰めの残り3週となっても盛り上がらず、朝ドラファンの関心はすでに次作の「あんぱん」に移っている。漫画のアンパンマンを生み出した漫画家で詩人でもあった、やなせたかし(柳瀬嵩)と妻の小松暢をモデルにした物語で、のぶを今田美桜、たかしを北村匠海が演じる。

 のぶは子どものころからハチキン(土佐弁で男勝り)と呼ばれ、度胸と行動力で引っ込み思案のたかしを励まし、時にビンタを食らわし、夫婦になってからは暮らしも支えて人気漫画家に押し上げた。

■ゲゲゲの女房、マッサン、まんぷく…

 著名人の妻がヒロインの「女房もの」は朝ドラの人気ジャンルで、これまでも作詞家・なかにし礼の「てるてる家族」、漫画家・水木しげるの「ゲゲゲの女房」、日本のウイスキー製造の草分け・竹鶴政孝の「マッサン」、インスタントラーメンの開発者・安藤百福の「まんぷく」など、いずれも好評だった。

 さらに、この「あんぱん」の次の「ばけばけ」も小泉八雲の女房が主人公である。

 ベテラン放送作家は「女房ものはよく知られた実在の人物や事件が次々に登場するので、にぎやかになります。とりわけ、やなせたかしさんは、さまざまな仕事にかかわり、多くの人と交流があったので、『エッ、そんな裏話があったの!』と驚くエピソードがてんこ盛りでしょう」と期待する。

 やなせがアンパンマンでようやく漫画家としての評価が定まったのはなんと70歳で、それまで雑誌や書籍の編集、作詞、広告コピー、グラフィックデザイン、舞台美術、脚本などさまざまな仕事で食いつないでいた。

 百貨店・三越の包装紙の筆記体の店名はやなせが書いたものだし、童謡「手のひらを太陽に」の作詞も手掛けた。また、地方の地元キャラクターのデザインも引き受け、さいたま市浦和のうなぎ、仙台市のずんだ餅のキャラクターはやなせ作だ。

「女房ののぶも漫画の作画を手伝ったり、アンパンマンのアイデアはのぶのひと言がヒントだったりと逸話に事欠きません。10年ほど前には、NHK・BSプレミアムで『忘れないで夢を〜漫画家やなせたかしと妻・暢〜』という石田ひかり主演のドラマも作られています」(前出の放送作家)

 2人を見守る阿部サダヲの“風来坊のパン職人”が魅力的で、作るアンパンもおいしそうだ。

(コラムニスト・海原かみな)

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