昨季15勝3敗のカブス今永昇太(31)が昨18日のドジャースとの開幕戦に先発。「1番・DH」の大谷といきなり初回に対決し、今季の第1球は真ん中高めに148キロの直球を投げ込んだ。
17日の会見で「初球は何を投げるか」と聞かれ「1球目は言えないけど25球目くらいなら言えます」と煙に巻いていた今永は、カウント1-1から150キロの直球で大谷を詰まらせ、二ゴロに。三回1死からの2度目の対決では、カウント2-2から内角高めへスライダーを投じ、二直に打ち取った。4回69球を投げて4四球も2奪三振、無安打無失点で降板。最速は150キロだった。
昨季の大谷との対戦は、2試合で5打数無安打1三振。これで計7タコとし、もう立派な「大谷キラー」である。「今永は昨オフから徹底した情報統制を敷いていた」と、さる米球界関係者がこう言った。
「日本で何度かイベントに出席した今永は『ドジャースとの開幕カードや大谷関連の質問は全てNG』と徹底。野球教室の際に子供から『大谷選手と日本で対戦しますが…』と聞かれても、首を振って答えず、慌てて関係者が止めに入るなどピリピリモードだった。昨年4月に大谷と初めて対戦した際、データで苦手と出ていた『内角高め』をしつこく突いた。23年までの大谷は左腕の150キロ以上の速球に打率1割と極端に打てなかったからです。今永は150キロ超えのインハイで、データ通りに抑えたが、昨季終了時のデータでは、大谷がインハイに対して3割以上をマークして苦手を克服していることが分かった。今永はそれも読んで9月の対決では低めのスライダーを中心にして抑えたのです」
この日の2打席目は5球中4球、2打席を合わせて8球中5球を高めに集めた。
「今永の球はホップするから高めが有効的。昨年の最初の対決の抑え方に回帰した形だった。今永の攻め方は、他の投手の参考になったんじゃないか」(前出の関係者)
カブスの第2戦の先発も23年に16勝を挙げた左腕のスティールである。