プロボクシング世界2階級制覇王者でWBA、WBC世界フライ級統一王者の寺地拳四朗(33=BMB)が1階級上となるスーパーフライ級転向への高まる思いを明かした。24年ボクシング年間表彰式に出席し優秀選手賞を受賞し「盛り上がる試合ができて、勝てて良かったなと思います」と振り返った。
今月は「フライ級ウォーズ月間」として主要4団体のすべての世界王者が日本で世界戦を行い、最新の世界王者が出そろった。WBA、WBC統一王者は寺地、IBF王者は現IBF世界ライトフライ級王者矢吹正道(32=LUSH緑)、WBO王者はアンソニー・オラスクアガ(26=米国/帝拳)となった。寺地は「フライ級が盛り上がっているのは良いこと。でもどっちの王者ともやっているので、そこまでやりたいとかはない」と同級でのさらなる王座統一には強い興味がない様子。矢吹のアンヘル・アヤラ(メキシコ)戦の動画も見ていないと明かし「階級を上げる方が、そっちが魅力的だなと。実際にどうなるかは分からないですけど」との意向だ。
今年2月、WBA、WBC世界同級王座統一戦で拳を交えたユーリ阿久井政悟(29=倉敷守安)とも表彰式で再会した。寺地は「前回の試合、ありがとうございますとしゃべって。前からの通り、普通に仲良くしゃべってリラックスした感じで。本当に戦友みたいです。より仲が深まりそうで、またスパーリングしようみたいな。なかなか良い感じ」と笑顔を浮かべた。
ユーリ阿久井戦後には米老舗専門誌ザ・リング選定の階級を超越した最強ボクサー格付け「パウンドフォー・パウンド(PFP)」最新ランキングで10位に入ったばかり。2位に4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(31=大橋)、8位にWBC世界バンタム級王者中谷潤人(27=M・T)と日本人3人が入った。寺地は「10位はうれしいですね。よりモチベーション上がって、もっと上位を狙いたいと思いました。スーパーフライ級に上げた方がPFPも上がる可能性があるし」とも口にした。
表彰式では、井上が呼びかけ中谷と1年後、東京ドームで対決することを約束した。その場にいた寺地は「すごいサプライズでしたね。ボクもすごく驚きましたし、ボクも東京ドームでやりたいと思いました」と気持ちを高揚させていた。