テスラ取締役会がマスクCEOの後継者探し着手、現状は不明=WSJ

[30日 ロイター] - 米電気自動車(EV)大手テスラの取締役会が、イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)の後継者を探すため、1カ月ほど前に経営・上級管理職に特化した複数の人材会社と接触していたと、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が30日、複数の関係者の話として報じた。

マスク氏がトランプ政権に深く関与していたことが発端で、後継者探しの現状は不明という。

テスラ車販売が減少し、投資家の懸念が高まる中、マスク氏は先週、政権に費やす時間を大幅に削減し、会社経営に割く時間を増やすと表明。同氏が欧州で極右に肩入れしたり、米国で連邦職員の削減を主導したり、政治的な動きを強めたことを受け、欧米ではマスク氏と同社に対する抗議活動が起きていた。

報道によると、取締役会のメンバーはマスク氏に会い、テスラに費やす時間を増やすことを公にするよう求めていた。

一方で、取締役会メンバーであるマスク氏自身が後継者探しの動きを知っていたかどうかや、テスラにより多くの時間を割くという方針が後継者計画に影響を与えたかどうかは不明という。

テスラとマスク氏はロイターのコメント要請に現時点で応じていない。

<独立取締役追加を検討か>

WSJによると、共同創業者のJB・ストローベル氏を含む一部のテスラ取締役は主要投資家と会い、テスラは安泰だと説明している。

マスク氏の弟キンバル・マスク氏、メディア王ルパート・マードック氏の息子ジェームズ・マードック氏を含む8人で構成されるテスラ取締役会は、独立取締役を加えることを検討しているという。

アクティビスト(物言う株主)投資家はテスラ取締役会について、独立性を欠き、マスク氏を抑制できていないと長い間非難してきた。

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