<診察室から>認知症教室に参加 「ウィズ認知症」のやさしいまちづくりを


 「追儺(ついな)豆まいて巳(み)年の年男」

 今年48歳の年男となり、ご縁があって佐嘉神社の節分祭にて豆まきをさせていただきました。東松浦、伊万里、唐津東高校で国語や書道の教師をしていた父(源治)の年齢をこえ、感慨深いものがあります。

 さてこのコラムがご縁で、唐津市久里公民館での認知症教室に参加しました。父の高校時代の先輩とおっしゃる方にもご参加いただいていました。

 まず初めに電子ピアノで春の大西洋が舞台のタイタニックのテーマ曲を演奏し、続いて当院のロビーコンサートで歌ったあずさ2号を歌い、歌手名を尋ねると、男性参加者より「狩人!」と回答いただきました。

 次に、物忘れ外来のご紹介、認知症の予防((1)食事=野菜やタンパク質の摂取(2)運動=座位でのNHKテレビ体操(3)公民館=多くの方々と運動や文化・芸術的活動)、および当院のロビーコンサートなどについてお話ししました。

 また最新の認知症治療薬や、独居で認知症の方の薬剤管理には認知症の貼り薬が介護者による管理に有用ともお伝えしました。

 質疑応答の場面で、公民館の活動に参加されていた方が認知症になり、ご本人が参加をためらっておられるときの対応をご相談いただきました。独居で認知症の場合、認知症がより進行し、脳卒中の発見も遅れるため、ぜひ周りのみなさまより公民館での活動にご参加を促してください、とお話しました。みなさんでバス旅行に行かれる際は、トイレ休憩の際にバスにちゃんと戻って来られるかご配慮いただくなど、温かい見守りをお願いしました。各地の公民館を中心に、「ウィズ認知症」のやさしいまちづくりが広がっていければ幸いです。

 脳卒中や認知症予防の啓発のため、オファーがありましたら、今年も県内のどこの公民館へでも電子ピアノ持参でお話に伺いますので、いつでもご連絡をいただければ幸いです。(佐賀リハビリテーション病院、電話0952(25)0231)。

 (佐賀リハビリテーション病院 医局長 南里悠介)

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