光武酒造場の蔵人から自慢の日本酒を注いでもらい、試飲を楽しむ参加者=鹿島市浜町
鹿島市内の酒蔵5蔵が合同で蔵開きする「鹿島酒蔵ツーリズム」が22日、市内一帯で始まった。県内外の日本酒ファンがお気に入りの蔵元に足を運び、開放された蔵で新酒の試飲や買い物を楽しんだ。23日まで。
同市浜町の酒蔵通りにある光武酒造場の試飲コーナーには長い列ができ、蔵人たちが「甘口」「辛口」「中辛」の手造り純米酒を振る舞った。舌の肥えたファンが多く、酒の特徴や組み合わせる料理などを質問する姿もあった。
家族3人で訪れた一ノ瀬信二さん(54)=福岡市=は「“推し酒”は佐賀の日本酒。単身赴任先の東京でも探して飲んでいる。佐賀は食べ物と酒のマリアージュ(相性)がすばらしい」と声を弾ませた。歩行者天国となった酒蔵通りはほろ酔い気分の人でにぎわい、毎年訪れている梶原清さん(62)=有田町=は「今年は人出が多い。陶器市の雰囲気と似ている」と話した。
ドラマ化もされた漫画「孤独のグルメ」原作者の久住昌之さんも駆け付け、ライブ・トークショーに出演。ステージを終えた久住さんは「鹿島は度々訪れているが、酒蔵ツーリズムは初めて。これから存分に鹿島の酒を味わいます」と笑顔を見せた。
祐徳稲荷神社駐車場と各会場をつなぐシャトルバス(運営協力金=大人500円)が巡回。嬉野市と太良町でも蔵開きや花見などのイベントが同時開催されている。(市原康史)