遠距離通学の小3息子 帰宅後は動画ばかり見て宿題を始めない 原坂一郎の子育て相談

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電車で遠距離通学する小学3年生の息子は帰宅後、動画投稿サイトを見ていて宿題を始めません。疲れているのは分かりますが、叱られてやっと始めてもイライラしていて字が汚く、それを指摘されるとキレます。テレビも見せないと「毎日、頑張っているのに何でダメなの!」とまたキレます。早めに済ませれば、息子はゆっくりでき、親のストレスも減ると思います。どうすればそのようにできますか。

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頂いた手紙によると、お子さんは毎朝6時半には家を出ているそうですね。帰宅が夕方になる日もきっと少なくないのでしょう。小学生ならば遠距離通学は体にこたえます。それに勉強の大変さなども加わり、ストレスもたまっていると思います。でも、息子さんは頑張っています。その頑張りを親も認めているのでしょうが、その気持ちは彼に届いておらず、逆に「自分を認めず文句ばかり言う親」だと誤解しています。だからすぐにキレるのです。

今必要なのは、彼が宿題をする作戦を考えることではなく、その誤解をとくことです。とりあえず彼に寄り添ってあげてほしいと思います。寄り添うとは「共感する」「理解する」ということです。人は自分のことを分かってもらえると、うれしくなり、やる気も出ます。行動も変わります。

「遠くまで通学するのは疲れるよね」「毎日頑張っているね」「帰ったら、すぐ休憩したいよね」「息抜きもしたいよね」「宿題がたくさんあって大変だね」。彼の心の声を代弁するように言ってみてください。できていない部分ではなく頑張っている部分に着目するのがポイントでしょうか。毎日親子で楽しく笑い合うこともお忘れなく。そんな日々を送っているうちに、いつのまにか自分から宿題をするようになっているような気がしますよ。

(こどもコンサルタント)

原坂一郎

はらさか・いちろう 23年間の保育士勤務を経て平成16年から、こどもコンサルタントとして研究・執筆・講演活動を行う。日本笑い学会理事。自他共に認める怪獣博士でもある。

子育てに関する悩みを「原坂一郎先生へ」と記してお寄せください。原坂先生が回答します。<メール>life@sankei.co.jp

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