化粧品雑貨の販売会社を展開する「よーじやグループ」(京都市下京区)は、看板商品「あぶらとり紙」の表紙として60年間親しまれてきたロゴマークを一新した。26日に京都市内のホテルでお披露目会を開き、國枝昂社長は「観光客だけでなく、地元にも親しまれるブランドにしたい」と狙いを語った。
これまでのロゴマークは昭和40年に誕生。あぶらとり紙製品の表紙に使われ、京都のお土産として高い認知度があった。新ロゴマークは京美人「よじこ」の映る手鏡をシルエット化。横に並ぶ文字は優しく、すっきりとしたイメージに仕上げた。これとは別に、手鏡の中から出てきたよじこも企業キャラクターとして新たに制作。JR東日本の「Suicaペンギン」を手がけるイラストレーター、坂崎千春さんがデザインを担当した。坂崎さんは「古風な美人から、元気でりんとしたよじこが誕生した」とコメントした。
よーじやは明治37年創業の老舗企業で、当初は歯ブラシが主力商品だった。あぶらとり紙は大正10年から発売。約35年前にブームが起き、全国的な人気を集めた。その一方、「(よーじやは)地元に縁遠い存在になっていった」(國枝社長)という。
観光客だけでなく地元も喜ぶ京都を目指す國枝社長は、数年前から観光依存の経営体質からの脱却を模索。京都の地元の人々にも親しまれる「おなじみの店」というイメージを目指すため、これまで親しまれてきたロゴマークの変更を決めた。
國枝社長は「これまで培ったブランドを地域にとってもおなじみのブランドにしたい。さらに輪を広げて京都発のライフスタイルブランドも目指し、近く新規事業を立ち上げたい」と話した。(園田和洋)