オリックス・杉本、カード勝ち越し呼ぶ2ランも「実力で勝ち取った4番ではない。もっと打って…」

(パ・リーグ、オリックス6ー1楽天、3回戦、オリックス2勝1敗、30日、京セラ)京セラドーム大阪に大きな放物線を描き、首脳陣の期待に応えた。3試合連続で4番に座ったオリックス・杉本裕太郎外野手(33)が2ランで2年ぶりの開幕カード勝ち越しに貢献した。

「追加点が欲しい場面だったので打ててよかった」

3―1の五回、2死一塁で2番手・松井の初球のカットボールを一閃。今季1号となる一発で加点し、ベンチ前ではお決まりの〝昇天ポーズ〟を披露。勢いづいた打線は毎回安打で16安打6得点と爆発した。

チームは延長戦で敗れた29日から打順やメンバーを入れ替えて3戦目に臨んだが、ラオウの4番起用だけは不動だった。岸田監督は「一発に期待して」と意図を明かし「いいところで打ってくれた」とたたえた。オフから4番打者を固定する方針を示唆していた指揮官は「まだこれから。これでうまく固まっていくことができれば」と継続的な活躍に期待した。

2月の春季キャンプ後、杉本は苦しんでいた。一時期は2軍戦に出場しながら復調のきっかけを模索した。波留2軍監督からは「もっと走って体の切れを出せ」と活を入れられ、ポール間ダッシュを繰り返した。試合後には高橋2軍打撃コーチとマンツーマンでティー打撃を行うなど鍛え直したことで少しずつ調子が上向き「いい調整ができた」。オフには約5キロ体重を減量し、引き締まった体で10年目のシーズンに臨んでいる。

「実力で勝ち取った4番ではない。もっと打って、周りから認められる打者になれるように」

昨季は1軍に定着した2021年以降では自己最少の11本塁打にとどまったが、今季は挽回の一年にする。主力の森がけがで不在の中、打線の顔として4番にどっしりと構えるラオウがチームを引っ張る。(織原祥平)

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