岡山市南区の山林火災は発生から3日目の25日も延焼が続き、市のまとめでは、午後9時現在の焼失面積は玉野市も含め少なくとも約311ヘクタールに上った。両市はさらなる延焼拡大の可能性があるとして同日夜、一部住民に新たに避難指示を発令。火はゆっくりと広がっているとみられ、鎮火はもちろん、鎮圧も見通せない状況となっている。
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岡山市によると、25日は早朝から自衛隊が大型、中型ヘリコプター7機を投入。香川、鳥取県などのヘリ計4機も上空から次々散水していった。地上部隊は初日から24時間体制で活動を展開している。
一方、25日は風が強まり、岡山地方気象台によると、岡山市中心部では午後に最大瞬間風速16・4メートルを観測。強風にあおられ火の勢いが強まったとみられ、延焼区域は東側と南側に広がっている。一部のヘリコプターは風の影響を受け、活動を取りやめた。
避難指示の対象は岡山市南区阿津、小串地区の計627世帯1146人と玉野市北方、番田地区の計464世帯987人。同日夕から児島湾大橋を含む県道の一部区間が全面通行止め。地元の小中3校は同日の修了式を中止した。
建物被害は岡山市南区飽浦、宮浦地区で人の住んでいない民家や倉庫など計6棟は変わらず、けが人も確認されていない。
玉野市は火の勢いが収まっているとして、25日午前9時に災害対策本部を解散し、避難所も閉鎖した。しかし、隣接する貝殻山駐車場付近で再燃が確認されたとして、同日夕に鉾立公民館(玉野市北方)に避難所を開設。夜には災害対策本部も再度、設置した。