岡山市南区の山林火災は29日、発生から1週間を迎えた。前日に岡山市が鎮圧を発表したものの、火種が残っていれば再燃する可能性もあるだけに、鎮火に向けた消防活動が続いている。
岡山市消防局によると、29日は午前9時半ごろからヘリコプターを飛ばし、上空から熱画像装置で熱源の確認に当たっている。熱源が見つかれば、地上部隊が背負った袋から水を出すジェットシューターで消火していくという。玉野市消防本部もパトロールを行っている。
現場一帯では、目視できる範囲で煙などは確認できない。一部道路を除いて通行規制が解除され、多くの一般車両やサイクリストが行き交うなど日常が戻りつつある。
火災発生当日、バスの車内から火の手を目撃した岡山市南区、女性(87)は「近くの人たちは怖かっただろう。鎮圧できるまで頑張ってくれた消防の人たちには、本当にお疲れさまですという気持ち」と話し、バスに乗って買い物に出かけた。
火災は23日午後に発生。これまでの焼失面積は玉野市を含めて約565ヘクタールに上り、岡山県に記録が残る1965年以降で過去最大となった。けが人は確認されておらず、岡山市南区飽浦、宮浦で空き家と倉庫計6棟を焼損した。