「バディカ中野優作のクルマ愛は“だれかのため”にある」中古車カスタム、洗車場、自動車メーカー…クルマにまつわる胸躍る未来図を語る

スタイリスト服部昌孝のマシン沼。VOL.9
服部昌孝と中野優作とマシン沼。

あいみょん、Awich、RADWIMPS、米津玄師などの人気アーティストや有名俳優のスタイリングを多数手がけ、ファッション業界にその名を轟(とどろ)かす男、服部昌孝。この企画では、免許取得直後からどっぷりと“マシン沼”にハマってしまった彼が、乗り物に対して深い愛情を注ぐ方々に話を聞いていきます。

免許を取得してからまだ2、3年しか経っていない彼ですが、興味があることをとことん追求したくなる性格も相まって、あっという間に下記所有リストのような具合。もちろん現在も更新中です。沼にハマった人間の行動力がすごいのか、それともマシンが持つ魅力がすごいのか――。

第9回のゲストは中野優作さん。クルマでライフスタイルを充実させる多彩なアイディア

さて、第9回のお相手は、大手中古車販売会社のトップセールスマンを経て自身の会社「バディカ(BUDDICA)」を設立した中野優作さん。本連載のホストである服部氏は、クルマ業界に革命を起こすべく情熱を燃やす中野さんの姿にシンパシーを感じ、その動向を以前から追っていたそう。楽しいことが大好きな経営者同士なわけですから、話はもちろんマシンのことから経営談やビジョンへとすぐに脱線。「おいおい、マシントークをしてくれよ」という我々の声もむなしく……。でも2人の目が輝いているし、まぁよしとするか。

【服部昌孝の所有マシンリスト】 自動車

・マツダ・サバンナRX-7(1983年式)
・フォード・エクスプローラー(2011年式)
・スズキ・ジムニー(2022年式)
・ルノー・ルノー4(1973年式)
・トヨタ・マークⅡワゴン(1990年式)
・ダットサン・240Z(1971年式)
・米国トヨタ・タコマ(1995年式)
・マツダ・ロードスター(2023年式)
・ボルボ・240 GL Limited(1990年式)

バイク

New・ホンダ・スペーシー125 ストライカー(198?年式)
New・ハーレーダビッドソンXL1200Sカスタム(紫電モデル)
・スズキ・GSX400インパルス タイプS(1996年式)
・スズキ・GSX750S3カタナ(1984年式)
・ハーレーダビッドソンXLCR(1977年式)

自動車販売のプロ、中野優作

服部昌孝(以下、服部) はじめまして。今日はよろしくお願いします。

中野優作(以下、中野) お声をかけていただきありがとうございます。でも、これまでにタレントさんが多くご出演されているなか、なぜ僕なんだろうと不思議でした。

服部 クルマ業界を背負って矢面に立っている中野さんに共感を覚えて、一度お話ししてみたいと思っていたんです。この連載では主にお互いのマシン愛を語っているんですけど、自分がスタイリスト業以外に劇用車の貸し出しやロケバス会社を経営していることもあって、クルマを生業にしている経営者視点もお聞きしたいなと。

中野 なるほど!そういうことだったんですね。光栄です。

服部 さっそくですけど、中野さんはバディカ(※)を経営されていますが、乗り物への興味は?

※株式会社BUDDICA。中古車販売・買取をメインに行う企業で、中野優作が2017年に創業し、代表取締役を務める。

中野 僕は香川県出身で若い頃からクルマやバイクに乗るような文化で育ちました。普通二輪免許も一応持っています。でも、マシンそのものに対するこだわりや思想はほとんどなくて。

服部 なのになんでクルマ業界に入ったのか、改めて教えてもらえますか?

中野 家庭の事情で高校を中退してから10年間近く建築の現場で働いていましたが、自分の年収の限界を感じて、さらに稼ぐための手段を探していました。当時の僕にとって仕事はお金を得るためのもので、稼げるならなんでもよかったんです。そうしたなかで、家かクルマを販売する営業職に目をつけてその両方に応募し、先に返事がもらえた中古車販売会社に入りました。それが26歳のときです。

服部 その中古車販売の会社がビッグモーター(現 株式会社WECARS)。で、めちゃくちゃ優秀なセールスマンだったと。

中野 当時は年間通して僕1人で2、300台ほど販売していて、それこそ来店されるお客様全員に話しかけるような無双状態もありましたね。ただ、勤務しだして3年ほど経ったあたりから、“稼ぐための仕事”という意識が変わりはじめたんです。そのきっかけは、お客様それぞれにクルマを通じた愛や喜びがあることを実感したからでした。

服部 自分のための仕事から、誰かのための仕事になったってことですね。

中野 そうなんです。クルマを購入される動機って、家族のために乗り換えるケースもいれば、念願だったクルマをようやく手に入れるケースもありますよね。理想の一台は1人ずつ異なっていて、そこに至るまでのストーリーもさまざまです。それに気づいてから、クルマが持つ魅力に深くのめり込んでいきました。

僕たちの役割は単にクルマを売ることではなく、ライフスタイルのなかにクルマがある楽しさを提供しながら、お客様の理想を叶えることなんだなと。先ほどクルマに対するこだわりや思想はないとお話ししましたが、自分ファーストのクルマ選びをしない僕だから、この仕事が長く続けられているんじゃないかと感じます。

服部 中野さんも日頃、クルマに乗るじゃないですか?クルマ選びのポイントは?

中野 このクルマに乗りたいという気持ちは前提にありますが、ここ10年ぐらいはみんなが求めているであろう“中野優作”を想像しながら買う傾向にありますね。以前ならビッグモーターという企業の幹部、今ならベンチャー企業の代表、また最近ではSNSやYoutubeを通じた発信役として立ち回ることが増えたので、現在の自分の立ち位置や期待されていることをなるべく汲み取りたいと思っています。

服部 なるほど。俺の場合はシンプルで、「これは自分しか乗らないでしょ」ってクルマに惹かれやすくて、見た目を重要視するタイプです。

中野 見た目は物事を判断するための大切な要素ですよね。特にクルマは、家と違って移動するので人の目に触れやすいと言えますし。オーナーの個性や性格を表す情報量が詰まっているところはクルマの魅力のひとつだと思います。だから、選ぶ立場としても販売する立場としても、周囲にどんな印象を与えるのかは意識したいなと。

服部 その考え方、スタイリストと近いですよ(笑)。

中野 スタイリスト……いいかも!バディカのセールス担当はカーライフアドバイザーと名乗っているんですが、肩書きをカースタイリストに変えようかな(笑)。

服部 そんな簡単に変えちゃっていいんですか(笑)。

合理的に車を選びたいのなら……。

中野 クルマ選びのポイントの続きで、リセール(安く買って高く売る)をどれだけうまくやるかが体に染みついていて。これまで乗ってきたほとんどのクルマはそうでしたね。もはや職業病の一種なのかもしれませんが、“合理的なクルマの買い方”という意識が根底にある気がします。

服部 買うときから売ることを考えているわけですよね。今までクルマを手放したことがなく、旧車ばかりに手を出している自分にない発想だな……。ちなみに、中野さんが考える合理的なクルマの買い方って?

中野 燃費がいい車種や市場価値の下がりにくさなど、合理的であろうポイントはたくさんあります。でも僕の場合、まずはクルマに乗る目的を明確にしたうえで選ぶことが最も合理的だと思っていて。極端に言えば、ゲレンデ(メルセデス・ベンツのゲレンデヴァーゲン)でもミニバンでも格安の軽自動車でも、自分の目的に合うならどれでもいいんです。ゲレンデに乗ることで生活の質を上げたいならそれでいいし、ミニバンでアミューズメントパークに行くことで家族を笑顔にしたいならそれもいい。あるいはクルマは二の次で、高級イタリアンでのデートなどにお金を多く使いたいなら、安めの軽自動車でいいはずなので。

服部 その通りですね。結局は自分が乗っていて気持ちいいのが一番。

中野 クルマを購入するときって案外、検索して出てきたクルマの情報を横並びにして、見比べることばかりに集中しがちなんです。なので情報と一旦距離を置いて、使うシチュエーションやクルマに乗った自分の姿を想像したほうが、結果的に投資価値のあるクルマに出会えるはずだと思っています。

服部 俺の場合はただ乗りたいクルマに乗っているだけだから、合理的ではないかな(笑)。

中野 でも服部さんが選ばれているのって、長く所有したら後々価格が上がりそうな特徴のあるクルマが多いですよね。結構な時間をかけて探されているんじゃないですか?

服部 気になるクルマが多いので常に探している状態です。中野さんは最近、どんなクルマが気になりましたか?

中野 テスラ(Tesla)かなぁ。実は以前まで興味がなかったんですが、友人が所有しているModel Xのガルウィング(ファルコンウィングドア)に乗せてもらったところ、結構よかったので購入を検討したいと思っています。

服部 ガルウィングはヤバいっすね。中野さんってクルマの購入以外でも「これだ!」と決めたことに対する行動のスピード感や展開が早そうなイメージがあります。

中野 この間も同じようなことを言われました。洗車場を作りたいよねって話が、いつの間にかテーマパークの話にまで飛躍しちゃって。

服部 洗車場を作りたいんですか?

中野 面白い洗車場がないのでやってみたくて。今でこそ慣れていますが、子供の頃って洗車機に車が入ってから泡で目の前が隠れたり、ワッシャーが近寄ってきて水が勢いよく吹きかけられる様子にドキドキして、すごく面白い場所だと感じませんでしたか?

服部 たしかに。ちょっとしたアトラクションでした。

中野 SNSやサブスクなど、体を動かさずに楽しめるものが多彩な現代には、もっと物理的な刺激があっていいと思うんです。それに洗車なら家族で楽しむことができるので、子どもにとって仕事の擬似体験になったり、報酬が得られる仕組みなどがあったら楽しそうじゃないですか。

服部 中野さんは、自分が楽しみながら周りも楽しませることができる大人ですね。

中野 ありがとうございます。バディカの展望は「ドライブを人生最高のエンタメに」ですし、なんでも楽しいほうがいいですよね(笑)。

クルマ屋が作る、本気の“カスタム”ゲレンデ

服部 ところで、今日乗ってきているゲレンデは石川(※)さんと作ったやつですよね。たしか販売目的で作ったんじゃ?

※石川涼。ファッションブランド「バンキッシュ(VANQUISH)」や「エフアールツー(#FR2)」の創設者。バディカのクリエイティブにも参画している。

中野 そうだったんですが、やっぱり自分で乗ろうかなと……(笑)。というのは、僕は若い頃、バンキッシュの服を着ている時期があったんです。その当時、雑誌に載っていた石川さんを見て、大人だけどどこかやんちゃな男性像に憧れを覚えました。そんな人と何か一緒にできるまで会社が成長できたことが嬉しいし、その背景があるから完成したクルマの存在が愛おしくて。

服部 念願のコラボだったんですね。かなり反響があったんじゃないですか?

中野 この一台を作ったことで、会社に注目してくれる方や問い合わせをくれる方が一気に増えました。作ってみてわかったんですが、ゲレンデって四角くてシンプルなフォルムをしているのでカスタムしやすいんです。今回の経験を生かしつつ、他の中古車でもできることを模索して、何かしらの形でビジネス展開したいと思っています。

服部 そういえばさっき、自分ファーストのクルマ選びをしないと言っていましたけど、俺から見た中野さんはまさに「人のために動く経営者」のお手本で、そこに惹きつけられたんだと思います。自分も会社をはじめるなかで「人のために動く」ことへの意識が強くなりました。

中野 そう言ってもらえて嬉しいですね。服部さんはどんなきっかけで会社を設立したんですか?

服部 ファッション業界に限ったことではないと思うんですけど、中間マージンを抜かれてクリエイターがまっとうな報酬を得られないっていうのに納得がいかなくて。それなら企業やブランドとクリエイターのパイプ役を自分で担えるようになろうと思ったんです。あとはスタイリストで制作会社、ロケバス会社、劇用車の貸し出しをやる人はいないんじゃないかとも考えたし、そろそろ法人化しなきゃいけないっていうタイミングでもあったので、これを機にって感じでした。

中野 素晴らしい考えだと思います。僕も、自分がやらなかったら誰もやらなそうなことにすごく魅力を感じますし、そこにビジネスチャンスがあると思うタイプなので。

服部 中野さんは、自身の経験から知り得た業界の良い面も悪い面も隠さずに外に出していますよね。俺も自分1人の力ではやれることが限られているけど、できるだけ前に出ていろんなことをオープンにしていこうと思っていて。そうしないと業界って良くならないから。あの騒動(当時、世間を騒がせていたビッグモーターについて中野さんがYouTubeで発言したこと)のときだって、中野さんのアクションで流れが変わったじゃないですか。

中野 そうですね。結果的には自分たちにとって追い風になりました。あのとき、僕はYouTubeを通じて長年勤めてきたビッグモーターに対して「こんなことをしていたら会社が潰れてしまうからもっとしっかりしてくれ」と、かつての身内としての気持ちを伝えたつもりでした。それがあまりうまく伝わらず、VS構造の図を描かれてしまうこともありましたが……(笑)。たぶん服部さんもそうだと思いますが、僕には「自分はどうなってもいい」というのが判断の土台にあって。あれだけの騒ぎを起こす以上、引退する覚悟がありましたし、会社の売却先や次の代表についても事前に話していました。

服部 責任を負う立場としての自覚ですね。本当にいろんなことを言われたと思います。今日初めてお会いしましたけど、俺は中野さんのような考えの人間を信頼してきました。

中野 ありがとうございます。僕も自分と同じような考えを持っている人間が好きだし、業界の甘い汁だけ吸おうとしている大人たちとはつるまないようにしています。まぁ実際のところ、僕がとっている行動は業界のブラックボックスを表に出しているだけで特別なことではないと思うんですけどね(笑)。最悪なのは、それを隠してもっと間違っていくことなので。

マシンカルチャーでつながる感性

服部 今後はどんなことをやってみたいですか?

中野 中古車販売のなかでも、旧車は特に広げていきたいですね。

服部 めっちゃいいじゃないですか!

中野 家もクルマも基本的には新しいものが増えていきますが、古いものにはその時代特有の良さがやっぱりあって。特に日本の昭和と平成の境目あたりの文化は、音楽も含めてすごく良かったと感じるんですよね。あと、僕は家具も好きで。購入したヴィンテージチェアをニヤニヤと眺めていたりするんですが、「このチェアの横に昔の型のポルシェ・911が並んだら……」とか、車と家具を合わせながら考えることも多いんです。そういった世界観を鉄骨のスウェート倉庫のような空間に並べたら、日本人だけではなく外国からも面白がって見に来てくれるんじゃないかなっていう想像を日頃からよくしています。

服部 いいですね。面白そう。

中野 旧車が好きで“古い車のかっこよさ”を発信できる人はたくさんいますが、文化を総括的に伝えられる人はそう多くないと思っていて。車も、音楽とファッションのリンクのように他のカルチャーとうまく混ぜながら伝えていけたらいいんですが。

服部 すごくわかります。俺の場合はファッション視点で車をどう捉えるかがやりたいことなので、中野さんとは逆からのアプローチですけど、行きつくところは似ている気がします。まぁ、俺と中野さんじゃ個人の発信力は全然違いますけど(笑)。

中野 いえいえ。でも、多くの方が見てくれて本当にありがたいですよね。 YouTube全体だと年間で1億再生ほど回っていて、Xのインプレッションは大体ひと月で1000万くらいになりました。

服部 自分はインスタがメインなんですけど、中野さんはインスタにあまり力を入れずって感じですよね?

中野 なんとなく苦手意識があって(笑)。インスタは基本、写真をいかにうまく使うかのゲームです。僕の場合は自分でしゃべったり言葉を文字で扱うほうが得意なので、必然的にYouTubeやXがメインになったんだと思います。

服部 なるほど。ファッションビジュアルとかコーディネイト写真をメインにする俺のXがイマイチ伸びない理由はそこか(笑)。

中野 お互い得意とする部分は違いますけど、こうやって最終的にやりたいことが似ている人と話せてすごく嬉しいですね。

エンタメ全開!この先、中野優作がやりたいこと

中野 これまで中古車の話をしてきて、事業として今まで以上に業績を伸ばすことが絶対的な使命ですが、最終的には新車を扱えるメーカーになりたくて。電気自動車の世界ならすでに参入しているベンチャー企業もあるので、パートナーとなる相手を探すことで可能性はあると思っています。現代のクルマ産業の中で、新車の大半はスマート思考なモノ作りがベースになっていますよね。

服部 たしかに現行車には“あえてこれを出したか”みたいな空気をそこまで感じないですね。

中野 「新車を作らず、愛車を作ろう」がバディカの使命なので、クルマを無駄に増やすような真似は当然しませんが、それこそテスラのサイバートラックなど、おもちゃの世界から飛び出してきたようなクルマを限定で製造・販売するのはアリな気がしています。あとは海外で需要が高いオタクカルチャーの熱狂に向けて、日本のアニメをモチーフにしたクルマを仕掛けたら面白いのかもしれません。そういったチャレンジは今後実現できればと考えています。

服部 中古車カスタムや洗車場、自動車メーカー……、やりたいことは尽きませんね。

中野 ガラス張りできれいな照明を設置した工場を作って、中古車のレストア工程や車の整備工程を一般の人でも見えるようにするのはどうかな、とか。いつでも見に行ける環境があれば、好きな人ならきっと行きたくなりますよね。その横に洗車場や、ちょっと一息つけるカフェがあるようなイメージです。アイディアを考えるのが好きなので、やってみたいことはたくさんあります。

服部 なるほど、面白い!中古車を販売している人のなかには整備やレストア工程をオープンにしている人もいると思うけど、基本はすでに直してあるものを買うか、現状引き渡しのパターンが多いから、そういった裏側を表に出すことで信用につながるのか。

中野 はい。常に10台くらいレストアしている車があるけど、値段はすべて非公開。それを見に来た人たちは「このクルマはいくらで販売されるんだろう」や「買いたいけど予約はいつからだろう」など、これまでの中古車販売とは違った新しいコミュニケーションが生まれていくことにも期待できます。その前段階でもありますが、石川さんにデザインをお願いして作業用のツナギを作っているんです。バディカのイメージカラーを使った、オレンジ色のかっこいいやつを。

服部 それを見たら自分もやりたいって人が増えそう。

中野 そうなればなお嬉しいですよね。ところで服部さんは、日本全国の自動車整備工場数と整備に従事する人がどれくらいいるかご存知ですか?

服部 想像がつかないけど、どれくらいなんですか?

中野 整備工場は9万件以上、整備士を含めそこで働く人は50万人以上、整備工場数は全国のコンビニ数の1.5倍近くあると言われています。それにも関わらず整備士はとても裏方的な職業で、普段クルマに乗っている人でも彼らが実際にどんな作業をしているのか目にする機会はほとんどありません。きっとそのなかには、自らが表に出ることに興味がある整備士もいると思うんです。

服部 バイクでいう花形ビルダー、みたいな。

中野 そうです。バイク以外でもキャンピングカーなど限定的なビルダーはすでに存在するんですが、クルマの花形整備士となるとあまりいません。なので今後スターが誕生していくことで、業界をさらに盛り上げることができると思っています。

服部 めっちゃタメになる話で聞いていて楽しいな。全然マシンについて話してないけど満足です(笑)。まだまだ先ですけど、俺はハリウッドのような映画村を作りたいので頑張ります。

中野 すごく面白そう!絶対に実現させましょう。今日は楽しい時間をありがとうございました。

Profile/中野優作


なかの・ゆうさく●1982年生まれ。香川県さぬき市出身。16歳で高校を中退し土木作業員へ。年商500億円規模の中古車屋の社長を経て、株式会社BUDDICAを2017年に創業。「新車を作らず、愛車を作ろう」をミッションとし、中古車販売を全国規模で展開。webやLINEのやり取りだけで中古車販売を展開する、BUDDICA • DIRECT株式会社を2024年創業。著書『クラクションを鳴らせ!』(幻冬舎)。YouTubeチャンネル『中野優作 / 人生に愛車を。』にて、中古車にまつわるさまざまな情報を発信中。

中野優作YouTubeチャンネル「人生に愛車を。」
X:@yuusaku_buddica

Profile/服部昌孝


はっとり・まさたか●1985年、静岡県浜松市生まれ。2012年に独立。人気アーティストや有名俳優のスタイリングをはじめ、エディトリアルディレクションやテレビCM、ミュージックビデオ制作など多岐に渡り活動を展開。2020年に制作プロダクション「株式会社服部プロ」を発足。2024年秋冬シーズンからモーターサイクルカルチャーを軸にしたブランド「SHIDEN(紫電)」のディレクターとして始動。
服部昌孝インスタグラム:@masataka_hattori
服部のマシン愛インスタグラム:@hattori__motor_machine
SHIDENインスタグラム:@shiden_beyond_the_speed

企画・インタビュアー=服部昌孝
写真=宇佐美直人
構成・文=本田圭佑
編集=熊谷洋平

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