2025年のプロ野球もいよいよ開幕!プロ野球選手のプレーに酔いしれるシーズンインを前に、smart編集部が独断と偏見でお洒落な選手を“スカウティング”して私服スナップを敢行。各選手が書いてくれたコーディネイトのテーマ入りサインも必見です。名選手はファッションにも抜かりないことがわかった本企画、プレーボール!今回は横浜DeNAベイスターズにおいて投球スタイル同様に器用すぎる男として名高い中川颯選手の私服スナップです。
※本取材は2025年1月に行ったもので、この記事は2025年smart4月号(2月25日発売)に掲載した記事を再編集したものです。
横浜DeNAベイスターズってどんなチーム?©YDB
ベイスターズのサブマリン・中川颯の私服SNAP!!──今日の私服のポイントを教えてください。
中川颯(以下、中川) コーデュロイのズボンは『UNIQLO(ユニクロ)』、靴が『NIKE(ナイキ)』のエアフォース1、靴下が試合のときも履く大好きなブランドの『STANCE(スタンス)』。洋服の上は『ELEMENT(エレメント)』の合皮レザーのジャケットです。カバンを一番映えさせたいので、カバンのトーンに合わせた黒や茶色系を入れてまとめました。
──レザーのカバンは中川選手の手作りだとお伺いしました。どういった経緯でレザークラフトをされるようになったのでしょう?
中川 昨シーズンの前半に先発をやっていたんですが、先発だと家にいる時間が多いんです。一人で家にいると、結構ネガティブなことを考えちゃったりするので、そういう思考をしないために何か没頭できる趣味ができないかと思ったのが最初です。もともとレザークラフトに興味があったので、道具を一式買ってYouTubeを見ながらやってみたら、すっかりハマっちゃいましたね。ブランド名は『ハヤテクラフト』です。
──「作ろう!」と思っても、なかなかできないものだと思います。もともと手先が器用な方ですか?
中川 家族もみんな手先が器用ですし、もともと美術や図工も大好きで得意だったんですよ。小学校の頃は自由研究で甲子園の模型をを作ったり、“ピタゴラスイッチ”みたいな装置を作ったりして、結構労力を注いでいました。
──作ったものを、他の選手にプレゼントすることはあるんでしょうか?
中川 はい、すでに10人以上にはプレゼントしてますね。コーチだと小杉(陽太)さん。選手だと関根(大気)さんと(佐々木)千隼さんはもともと革製品が好きなので、結構早めにリクエストしてくれました。関根さんには、眼鏡ケース3つと、B5のシステム手帳カバーをあげましたね。今は20人くらい順番待ちの状態です(笑)。
趣味が高じて始めた自身の名前を冠したレザークラフトブランド『ハヤテクラフト』のトートバッグ。
──ベイスターズのグッズにも貢献しているとお伺いしました。
中川 『+B』というベイスターズのオフィシャルショップが今年10周年なんです。その記念として、僕の革製品と『+B』でのコラボ企画を行う予定です。
──もはや作れないものはなさそうですね。
中川 そうですね、型紙さえあれば自分で作れます。
──自宅で製作されているんですか?
中川 リビングの一角を作業場にしています。ミシンは森原(康平)さんが初勝利のお祝いで買ってくれました。椅子も(山本)祐大が初勝利祝いで買ってくれたもので、作業しても腰が痛くならないのですごく助かっています。
──レザークラフト以外にも何か挑戦されたことはあったんでしょうか?
中川 一度ウクレレを買ってやっていた時期があったんですけど、あまり生産性がないと感じて続きませんでした。でもレザークラフトは、作品として完成させることで達成感も得られるし、喜んでくれる人もいるし、心の健康としてもいいなと思ってやっています。
──ファッションにおけるマイルールを教えてください。
中川 「長く着られるもの」を選ぶことですね。昔は結構安いものを買っていたんですけど、今は一回買ったものを長く着たいなという気持ちになっています。
──普段はどんなお店で服を買いますか?
中川 買い物は『ムラサキスポーツ』ですね。ストリート系も結構好きなんで、ムラスポにはよく行きます。『BILLABONG(ビラボン)』も『エレメント』も置いているので、ジャケットとかを買いに出かけるならここですね。
──好きなブランドを一つ挙げるなら?
中川 『ビラボン』ですね。
──普段ファッションに関する情報はどこで収集することが多いですか?
中川 高校、大学のときは雑誌『Safari』をよく読んでいました。でも、あまりこだわりはないですね。自分に似合いそうと感じたものを買うことが多いです。
──最近買ったもので、一番のお気に入りは?または春夏用に買ったものがあれば教えてください。
中川 去年の夏に『BOSS(ボス)』 のハーフパンツを買ったんですが、結構気に入ってます。
──ファッションの傾向はどういう感じですか?
中川 暗い色の服が多いですね。よく物をこぼして汚してしまうので……(笑)。汚れが目立たないように、白は着ずに黒っぽい服を選ぶことが多いです。
──ベイスターズの選手で一番おしゃれなのは誰だと思いますか?
中川 断トツで(佐々木)千隼さんですね。千隼さんはカッコいいっすよ。ファッションの好みの系統が近いので、一緒に買い物に行かせてもらうことも多いです。
こだわりのメガネはオーダーメイドで○万円──2024 年買った一番高価なファッションアイテムは?
中川 オーダーメイドで買った15万円のメガネですね。吉祥寺の『地球屋』というお店で、アニメ『進撃の巨人』のジークみたいなメガネに憧れて、同じようなものを作ってもらいました。
アニメ『進撃の巨人』のジークがかけているようなメガネが欲しくなり、吉祥寺の地球屋でオーダーしたサングラス。
──ベイスターズの選手間では、最近何が流行ってますか?
中川 ジーンズの話をよく聞きますね。千隼さん、大和さん、ヤス(山﨑康晃)さん、関根さんとはジーンズを結構見せ合ってます。僕も長く履けるジーンズを一本欲しいと思ってます。
──2025 年の抱負をお聞かせください。
中川 チームとしては、昨年日本一にはなりましたがシーズンは3位だったので、今年はリーグ優勝して日本一連覇を目指したいです。個人としては、そこに貢献できるように頑張ります。去年は 29 試合の登板で終わってしまったので、今年は30 試合以上投げて、一年を通して離脱することなく一軍で活躍することが目標です。
──あまり野球を普段見ない方にもメッセージをお願いします。
中川 横浜スタジアムでの試合は、他球場と比べてイニング間のイベントなどがすごく充実しています。一度お越しいただければ必ず楽しんでいただけると思うので、ぜひ足を運んでみてください!
Profile/中川 颯(なかがわ・はやて)
1998年10月10日生まれ、神奈川県出身。地元のベイスターズに移籍した昨年は、先発もリリーフも務めるなどフル回転した貴重なサブマリン。自身のレザーブランド「ハヤテクラフト」を手がけるなど器用すぎる男としても知られる。
中川颯Instagram:@hayate_nakagawa
撮影=田中利幸
インタビュー&文=熊谷洋平
※本取材は2025年1月に行いました。
※この記事は2025年smart4月号に掲載した記事を再編集したもので、記載した情報もその時点のものです。
※衣装はすべて本人私物です。