◇第97回選抜高校野球大会最終日(第11日) 決勝(2025年3月30日 横浜11―4智弁和歌山)
横浜(神奈川)が智弁和歌山(和歌山)に勝利し、2006年以来19年ぶり4度目の優勝を飾った。昨秋の明治神宮大会覇者で、史上初となる2度目の“秋春連覇”で公式戦20連勝を達成。神奈川県勢としては21年の東海大相模以来4年ぶりの春制覇となった。
試合後、4安打3打点2盗塁、守備でもダイビングキャッチでピンチを救った阿部葉太主将(3年)は「たくさんの方々に支えられてここまで来られた。最後、優勝することができて本当にうれしい気持ちでいっぱいです」と声を弾ませた。自身の4安打3打点2盗塁には「監督さんから背中で引っ張ってくれと試合前に言われて、きょうは自分が打って活躍して、なんとしてもチームに優勝に導こうという思いでやってきたので本当によかったです」と笑顔を見せ、6回の好守には「あそこで得点されると流れが相手にいってしまうと思っていたので、準備していました」と話した。2年秋から主将としてチームを引っ張ってきて、再度「多くの方に支えられている。自分たちができることは大会で結果に残すこと。その思いが20連勝につながっていると思う」と強調。「ここがゴールでありませんが、まず神宮大会終わってからやってきたことが報われてうれしい」と力を込めた。
初回2死二塁から4番・奥村頼人(3年)が右前適時打して先制。1―1の同点で迎えた3回1死二、三塁からは3番・阿部葉太(3年)が外角直球を左翼線に適時二塁打して2点を勝ち越した。阿部は初回の内野安打に続く安打で、今大会9打点となった。6回には、2死一、三塁から駒橋優樹(3年)の中前適時打などで大量6点、7回には2点を追加して計11得点した。
選抜決勝の2ケタ得点は22年の大阪桐蔭18―1近江以来3年ぶり10度目。横浜は06年にも清峰戦で21―0を記録しており、春決勝2ケタ得点2度目は史上初。
先発した最速152キロの右腕・織田翔希(2年)は2回にセーフティースクイズを決められて同点に追いつかれたが、2回以降は粘りの投球で無失点。2点リードの6回1死三塁、カウント2ボール2ストライクの場面で代わった左腕・片山大輔(3年)は1球で空振り三振を奪い降板。3番手の奥村頼人(3年)はあわや中前打という打球を打たれたが、中堅・阿部葉がダイビングキャッチしてピンチを切り抜けた。8回からは4番手・山脇悠陽(3年)につないでリードを守り切った。
◇横浜の今大会の戦績
決 勝 11―4 智弁和歌山(和歌山)
準 決 勝 5―1 健大高崎(群馬)
準々決勝 5―1 西日本短大付(福岡)
2 回 戦 8―7 沖縄尚学(沖縄)
1 回 戦 4―2 市和歌山(和歌山)
【センバツ】横浜・阿部葉主将、4安打3打点&攻守でけん引「たくさんの方に支えられてここまで来られた」
スポニチアネックス 2025/03/30 14:54