日本ハム 野村が4番だ!2打席連発&自己最多6打点で63年ぶり快挙 新庄監督も「マル」サイン

 ◇パ・リーグ 日本ハム7ー5西武(2025年3月30日 ベルーナD)

 日本ハム・野村佑希内野手(24)が30日、西武戦に「4番・一塁」で出場し、初回に先制二塁打を放つと、3回は今季1号となる左越え決勝3ラン、5回にも2打席連発の2号2ランをマークするなど、自己最多6打点と爆発した。昨季はわずか2本塁打と大不振に陥ったが、昨秋のファン感謝祭で新庄剛志監督から「開幕4番」に指名された。覚醒した7年目が、球団63年ぶりとなる開幕3戦3勝の主役となった。

 ベンチはお祭り騒ぎだ。清宮幸は、ヘルメットを大きく上下して“脱帽”ポーズ。5回2死二塁から2打席連発となる左越え2号2ランを放った野村は、ナインから笑顔で出迎えられた。

 「一つホッとしている。チームも僕自身も、良い滑り出しができたと思います」

 歴史的開幕3連勝に導く猛打だった。初回2死二塁から、先制の左中間二塁打。同点の3回1死一、二塁では、勝ち越しの左越え1号3ランを放った。高橋から3安打6打点。2打席連発は23年8月5日のソフトバンク戦以来2年ぶり、6打点は自己最多だった。

 昨季は開幕から不振で3度の2軍降格。ポストシーズンも、6年ぶりのCS進出で盛り上がるチームの輪に、野村の姿はなかった。そんな中、昨年11月のファン感謝祭で新庄監督から開幕4番に指名された。“限定15試合”という条件があったとはいえ、野村は「結果が出ていないのに周りはどう思うか。自分なら“ふざけるな”と思う」と追い込まれた時期もあった。

 ただ、昨年1月から知人を通じて始めたメンタルトレーニングで気付かされた。昨オフも定期的にオンラインで受講し、自らを客観視できたことで「考え過ぎても意味がないと。できることは限られているし、100%の準備をすれば良いだけ」。周囲も野村の実力を認め、背中を押してくれたから重圧も乗り越えられた。

 本塁打を意識して打撃を崩すことを懸念する新庄監督は1本目は「バツポーズ」で出迎えも、さすがに2本目は「マル」をつくって出迎え、「バツしてどうもすみませんでした」と苦笑い。「15試合限定

 開幕から3戦3勝は、前身の東映時代の62年以来63年ぶり。球団創設17年目で初優勝と日本一に輝いた年だ。就任4年目、悲願のリーグ制覇を目指す指揮官は「全然興味ない」と無関心だが、野村は「これからもチームの勝ちにつながるように過ごせれば」と開幕ダッシュへ突き進む。(清藤 駿太)

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