阪神・デュプランティエが圧巻の来日最多12三振で2勝目 6回2/3をわずか2安打に抑え無失点

 ◇交流戦 阪神7―1日本ハム(2025年6月5日 エスコンF)

 7回2死、マウンドを降りる阪神・デュプランティエは、三塁側に陣取った虎党から大歓声で迎えられた。6回2/3を投げて2安打無失点で2勝目。来日最多の12三振を奪った。

 「ファンが飛行機を使って来てくれましたし。(歓声を受けて)素晴らしい気持ち」

 北の大地に降り立った「ドクターK」の熱投が、ファンを酔わせた。初回は1死一、二塁のピンチを背負いながらも、3奪三振で切り抜けた。5回2死からは5者連続三振をマーク。7回には、19年4月1日のメジャーデビュー登板でも対戦経験があるレイエスを低めのチェンジアップで料理し、“奪三振ショー”のメインディッシュとした。これで規定投球回未達ながら驚異の奪三振率11・96(46回2/3、62奪三振)。木曜連敗も4で止めた。

 この日の12奪三振の決め球は直球が5、カーブが4。「直球、カーブが自慢」と語るだけあって、この2球種へのこだわりは強い。

 直球は、リリースに秘密がある。「直球をリリースするときは、勝手に小指が離れる。“ピンキーファストボール”って呼んでいるよ(笑い)」。17年にダイヤモンドバックス傘下に在籍していた頃に、投手コーチから小指が離れる癖を指摘され直そうと試みたが、「球速が落ちて打者を詰まらせていたシュート成分も消えた」。だから「この小指は自分にとって必要」と再確認することができた。思わぬメカニズムが、150キロ超のハイスピードボールを支える。

 そして130キロ台で鋭く落ちるカーブ。大学まで110キロにも満たなかったが、大学時代のチームメートにひと差し指を立てるカーブの投げ方を教わり、「劇的に変わった。今のスピード、落差はあの時得たもの。感謝しているよ」。ともに指ひとつの工夫で、屈指の武器に磨き上げた。

 初の北海道遠征。名産のザンギ(鶏の唐揚げ)やラム肉入りギョーザに舌鼓を打ち、日本ハム打線も料理し、勝利の美酒で締めた。(松本 航亮)

 ≪交流戦6年ぶり開幕カード勝ち越し≫阪神の木曜日勝利は4月24日DeNA戦以来5試合ぶり。この試合まで木曜日は2勝5敗で、勝率.286は水曜日(2勝5敗1分け)と並ぶ曜日別最低だった。日本ハム戦は○●○で22年以来3年ぶりの勝ち越し。交流戦の開幕カード勝ち越しは19年以来、20年の開催中止を挟んで6年ぶり。

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