「俺は天才という精神で」プロ7年目・楽天イーグルス辰己涼介選手 独特な言動の裏にみえた野球への”ひたむきさ”

今回のヒーローは、楽天イーグルス・辰己涼介選手。センターに辰己あり、不動の外野手がまさかの投打・二刀流宣言。前代未聞のパフォーマンスも披露、果たしてその真意は…

楽天イーグルス 辰己涼介選手:
「外野は気にしなくて、まぁ僕外野手なんですけど、楽しくできたらいいんちゃう?」

外野手として飛躍を続ける辰己涼介選手、昨シーズンは攻守に大活躍しました。
そして、この春のキャンプ、ファンを前に披露した驚きの二刀流チャレンジ、宣言通り、投手として初のブルペン入り。

楽天イーグルス 石井一久GM:
「トライアウトだから」

楽天イーグルス 辰己涼介選手:
「出た152キロ!イエーイ!」

楽天イーグルス 辰己涼介選手:
「いきなり自己最速を更新したので、やっぱ持ってんなと思いましたし、試合になると、もうちょっと(球速が)出るんかなと思ったんで、今後も投手として磨きをかけていきたいと思っています」

”本気”か”ジョーク”か 独自を貫く「辰巳節」

”本気”か”ジョーク”か、表情では読みとれないのが辰己流、インタビューでその狙いを語ってくれました。

楽天イーグルス 辰己涼介選手:
「人生一回きりなんで、楽しくやりたいなというのと、少しでも楽天イーグルスが盛り上がったらいいなと思うし、日本球界に、いろいろな選択肢があっていいと思うし、冗談で言ったものの、真剣に言っているので半分は、やれないことは言わないから、ふざけて言ったものの、それを実現させてくれた三木谷さんとか石井さんとか、その場を作ってくださったので、持てる力は発揮したいな思いましたね。そのために、自主トレもしてきたし、試合で投げたいなという気持ちが強くなりました」

楽しくなければ野球じゃない、プレーする自分も楽しむことをモットーに、彼はスタンドを沸かせてきました。

楽天イーグルス 辰己涼介選手:
「野球は、もともと遊びなんで、遊びのような感覚で、遊びを極めた者たちの集団だと思っているので、見られてるということの楽しさとか、大勢のファンのみなさんの前で野球ができることを楽しむことが、自分のパフォーマンスの最大を引き出す、一つの大切なことになると思ってる、それくらい、いろんな選択肢があっていいのではと思ってます」

ドラフト一位で楽天に入団すると、すぐさま独特な言動で新人らしからぬ存在感を発揮、それはいつしか「辰已節」と呼ばれるようになりました。

記者:「好きな野菜は」

楽天イーグルス 辰己涼介選手:「ピーマン、僕の片思いです。いつも話しかけても返答してくれない」

ヒーローインタビュー時の楽天イーグルス 辰己涼介選手:
「(Q:手ごたえは?) 歯ごたえですか?」
「(Q:いまどんな気持ち?) 今日負けたら諦めようと思ってたんですけど、僕がCSに連れていきます」

辰己選手の「肩の強さ」「度胸」に惚れ込んだ!

彼をよく知る人物が、プロ入り当時、監督を努めていた平石洋介さん。肩の強さにほれ込んだと同時に、その「度胸」を買ったといいます。

元楽天イーグルス監督 平石洋介さん:
「プロ向きだなと思いましたね、すいませんとかいいながら、あんまりなんとも思っていないというか、いい意味でね。あの時から発言は、注目はされてましたけど、でも、喋ってみたら本当に野球のことをいっぱい、いろんなこと考えているし、本当に(周囲に)うまく伝わっていないとこともあると思います。おそらく」

そして2024年、シーズン後の表彰式の場で、彼は前代未聞のパフォーマンスを行いました。

司会者:
「いでたちの思いはどんなところから?」

楽天イーグルス 辰己涼介選手:
「2年前に上下ゴールドで来ますと約束したので」

式典の場にそぐわない、目立ち過ぎでは、SNS上で物議を醸しました。

楽天イーグルス 辰己涼介選手:
「基本的に(周囲の反応は)気にしないので、(SNSを)見ることも少ないですけど、あまり外野は気にしない。まぁ、僕、外野手なんで、あれですけど、外野は気にしなくていいんじゃないかなと。楽しく人生生きたらいいんちゃうと、粗探しみたいなのして、ここがダメだったから、ダメ、別にダメも含めて、実はこういうストーリーでやってみただけなんだけどな思うから、それと違う反響があると、みんなナイーブというか、センシティブになって、ブルーになったりすると思うんですけど。僕は投げっぱなしなんで」

楽天イーグルス 辰己涼介選手:
「ただ、いかんせんダメなことは、ダメだと思うんで、人を傷つけたりとかは、ダメですけど。ルールの範囲内で、また面白いことができたらいいなとは思いますけど」

成績と向き合う術とは…

そして始まった新たな挑戦、自由な言動は、成績が伴わなければ意味をなしません。ここまでの調整が試される春季キャンプ。有言実行、バットでさらなる進化の手ごたえを掴んでいます。

楽天イーグルス 辰己涼介選手:
「結果ださないと意味がないし、結果の世界なんで、別に練習したとか、してないとか、努力した、してないは、あんまり、どうでもいいのかなと思っていて。プロセスは、自分の中にしまっておけばいいと思うんで、結果で示すのが、プロフェッショナルだと僕は思いますね」

日々の努力の積み重ねが自信を生み、その自信が結果につながっていきます。
ファンの期待もふくらむプロ7年目のシーズン、絶えず成長を続けるための秘訣は、意外にも具体的な目標を持たないことだと、辰己選手は語ります。

楽天イーグルス 辰己涼介選手:
「目標は高ければ高いいほどいいけれど、明確にしすぎても、それに囚われてしまうんで、あんまり一喜一憂してたりとか、(成績と)向き合い過ぎたら、しんどくなる、ガチャガチャみたいな感覚ですね。やってきたことは、やってきたし、どんなガチャポンが出てくるのか、シーズン終わったときにどんなガチャガチャが出てきたんだろうか、開けたときに成績が見えるというか、シーズン長いし、数字もずっと動くので、ただ終わりは決まっているから、そこが終わったときに、こんな成績残したんだという感覚でやりたいなと思っているけど、とんでもない成績を出すための準備は、してきたと自負してます」

ポーカーフェイスと裏にみえた野球へのひたむきさ。この人生に悔い悔を残さないために、彼は自分らしさを貫きます。

楽天イーグルス 辰己涼介選手:
「毎日、毎試合楽しむだけかなとは思います。高ければ高いほど、プレッシャーが強ければ強いほど、楽しいと思うんで、実力発揮しつつ、ふざけれるのが、僕のすごいところなんで。「俺は天才」という精神で、残り少ない野球人生を突っ走りたいなと思います」

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