ドジャースの大谷翔平投手(30)は24日(日本時間25日)に敵地アナハイムでのエンゼルスとのオープン戦に「1番・DH」で先発に名を連ねた。今季中の投手復帰を目指しているなか、打者調整に専念。2月25日(同26日)を最後にブルペンに入っていなかったが、29日(同30日)に投球練習を再開する。エンゼルス時代から大谷をよく知るエンゼルスOBで解説者を務めるマーク・グビザ氏に2度目の右ヒジ手術からの復帰について聞いた。
「今回の回復は前よりも多少は楽なんじゃないかな。というのも、もし何か違和感を感じても、それが必ずしも悪いことじゃないと分かっているからね。(復帰後は)投手としても打者としても、あの3年間は本当にすごかったから、彼には投手復帰してほしい。あれは間違いなく歴史に残る活躍だった。僕は今の段階でも彼が史上最高の選手だと言い切れるよ。彼はそんなこと言われたくないかもしれないけどね」
しかし、今回は大きな懸念がある。マイナーでのリハビリ登板を経ないでメジャーに復帰することだ。「一度試合で投げれば、自然と試合勘も戻ってくるし、疑問もプレッシャーも払拭できる。今の彼はリハビリ登板もなしで復帰しないといけない状況だから、チームメート相手に投げるしかない。実戦とは違うからそこが難しい」
2020年のエンゼルス時代もコロナ禍という特殊な状況だったため、経験していないが、グビザ氏はその時とは違うという。
「まあ、そうなんだけど、今回は過去最も長いブランクだということと、前回はスプリングトレーニングで投げた。今回はリハビリ登板なしで、いきなり本番に戻らなきゃいけない。そこがどう影響するか。でも、彼は普通の選手とは違う。どんな状況でも、自分の感覚をリセットして、また支配的な投球をすることができる」
実際、マイナーでの登板を経ずに復帰した選手を聞いたことがない。ロバーツ監督に疑問をぶつけたところ「全く知らない。でもショウヘイならできるよ」との答えが返ってきた。
投打二刀流で不可能と思われたことを成し遂げてきた大谷。今回もメジャーの常識を超えるのか。