【クイーンC】前走1番人気レイユールでリベンジへ 嶋田純次の決意表明「この馬に乗る時は勝たないと…」/新人記者のトレセン日記

嶋田純次騎手(右)を直撃した栗栖記者 クイーンカップ2025

[GⅢクイーンカップ=2025年2月15日(土曜)東京競馬場、芝1600メートル(3歳牝)]

【新人記者・栗栖歩乃花のトレセン日記】
 日々取材をしていて感じるのは、サラブレッドに携わる皆さんは一頭一頭に特別な思いを持っているなということ。「勝ちたい」という思いは同じですが、その中にはそれぞれにたくさんの意味や思いが込められています。

「この馬に乗るときには勝たないといけないなと思って乗っています」。引き続きコンビを組むレイユール(牝3・手塚)とGⅢクイーンC(15日=東京芝1600メートル)に向かうにあたり、そんな強い気持ちを隠すことなく口にするのは嶋田騎手。前走のGⅢフェアリーSでは、持ち味であるしまいの切れる脚が使えず9着に終わりました。1番人気だっただけにレース後のジョッキーから「せっかく人気させていただいて勝ち負けできると思っていたので、申し訳ないです」と悔しさがあふれる言葉が語られたのが印象的でした。

 フェアリーSの前に取材した時にはデビューから2戦ともうまく出ることができなかったスタートについて向き合っていた鞍上。そのかいあって、レースでは抜群のスタートを切ることができました。「成長してくれて練習の成果が出たと思います」と笑顔で振り返ります。デビュー2戦と違い、前半からハイペースとなった流れにも対応できたとか。

 一方で、折り合い面という予想外の課題が出てきました。「追い切りで乗る分にはカーッとなりすぎずに走れているんですけど、レースで馬混みに包まれたら気が入ってしまいました」。それが最後の伸びを欠いた一因となったようですが、若駒にとってこれもまた成長のための一歩。「一度経験したので(今後は)この馬のリズムでスムーズに行ければ脚を使ってくれると思います」と嶋田騎手も前向きに受け止めます。あくまで能力で負けたわけではなく、この経験を糧に次へ――。幸い、「中間乗せてもらっていて調教ではいい走りができています。この感じでいければ」と状態も良さそうです。

 東京コースについても「いいイメージがある」と鞍上。何より、乗り替わりが当たり前になりつつある今、デビューから変わらず乗せてもらっているレイユールに対しては、冒頭で記したような強い思いがあります。「次もチャンスをくれたので勝つのが一番大事。結果を残したいなと思います。(引き続き)乗せてもらえることには本当に感謝しています」。人馬が目指すのはお互いの初重賞制覇。クイーンCは、このコンビから目が離せません。 

著者:栗栖 歩乃花

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