ご存じのように、先週サウジアラビアで行われたサウジカップデーでは、日本馬が4連勝を達成。メインレースのGⅠサウジCでは、フォーエバーヤング(牡4・矢作)が優勝を飾り、大イベントの幕を閉じた。
すっかり定着したこの開催だが、第1回が行われたのは今からわずか5年前の2020年。その後、着実に現在の地位を築く中で、中東の競馬地図も大きく変化していった。
かつては、サウジカップデーと同時期か1週違いで、ドバイのメイダン競馬場にてドバイワールドカップデーへとつながる前哨戦が行われていた。現在もこの開催自体は存続しているものの、賞金の高いレースに有力馬が集まるのは道理。サウジカップデーの地盤が固まるにつれ、ドバイの前哨戦デーには好メンバーが揃いにくくなった。そのため、ドバイ側は開催日程を大幅に変更。約1か月前に行われていた前々哨戦と前哨戦のレースをほぼそっくり入れ替えた。このため前々哨戦の日にGⅠが行われる一方、前哨戦デーはワンランク下のレースを集める形となっている。
この番組のテコ入れが行われたのは、昨年のこと。さらに今年から、ドバイワールドカップデーの日程が従来の3月最終土曜日から4月の第1土曜日へと1週間後ろ倒しされた。この変更がこれからどのような影響を及ぼすかは、今後数年のデータを重ねる必要があるが、果たして今年のサウジCを制したフォーエバーヤングが、史上初となるドバイワールドCとのダブル制覇を達成できるか。4月の第1週が今から待ち遠しい。
なお、今週末にメイダン競馬場で行われる前哨戦デー「スーパーサタデー」には、日本からアメリカンステージ(牡3・矢作)がGⅢマハブアルシマール(ダート1200メートル)に、テーオーサンドニ(牡6・高柳大)がGⅢバージナハール(ダート1600メートル)にそれぞれ出走を予定している。ワールドカップデー当日へ明るい見通しとなる結果を期待したい。(平松さとし)
著者:東スポ競馬編集部