今回はBMWのG20型「3シリーズ」に装着していた純正のランフラットタイヤが摩耗により交換時期を迎えたのでウルトラハイパフォーマンスタイヤ(UHP)に位置付けられるグッドイヤーの「イーグルF1アシメトリック6」を装着して試しました。どんな特徴があるのでしょうか。
脱ランフラットタイヤでしなやかな乗り心地に!?BMWのG20型「3シリーズ」に装着していた純正のランフラットタイヤが摩耗し、交換のタイミングを迎えました。そこで今回は、ウルトラハイパフォーマンスタイヤ(UHP)に位置付けられるグッドイヤー「イーグルF1アシメトリック6」を装着し、その実力を試してみました。
まず走り出してすぐに感じたのは、乗り心地の向上です。BMWの純正ランフラットタイヤはサイドウォールが硬く、どうしても路面の凹凸をダイレクトに拾いやすい特性があります。しかし、イーグルF1アシメトリック6に交換すると、突き上げ感が和らぎ、しなやかな乗り心地になったのがはっきりとわかります。
特に、都市部の段差や橋の継ぎ目などでの衝撃がマイルドになり、長時間のドライブでも疲れにくくなりました。ランフラットタイヤ特有の硬さがなくなったことで、サスペンションが本来の動きを発揮しやすくなったのも影響しているのでしょう。また、高速道路の継ぎ目を超えた際のショックも穏やかになり、全体的にしっとりとした乗り味になったのは嬉しいポイントです。
ワインディングロードを走行すると、グリップ力の高さと剛性感のあるフィーリングが際立ちました。3シリーズはもともとハンドリング性能が優れていますが、イーグルF1アシメトリック6を装着すると、よりダイレクトなフィードバックが得られます。特に、ステアリングを切り込んだ際の応答性が向上しており、狙ったラインをトレースしやすくなりました。タイヤのサイドウォールが適度にしなやかなため、グリップを活かしつつもしっかりと踏ん張る感覚があり、スポーツ走行にも十分対応できる性能を備えています。
アシメトリック6はパターンノイズを抑制するためにトレッドの横溝を細かくしています。高速道路を走ると、タイヤの特性の違いがより明確に感じられました。もともと純正のランフラットタイヤも安定感は高かったものの、イーグルF1アシメトリック6に交換することで、さらに路面への接地感が増し、ステアリングの応答がスムーズになった印象です。特に、風の影響を受けやすい橋の上やトンネルの出口でも、クルマがしっかりと路面に張り付いているような感覚があり、余分な修正舵を当てることなく安定した走りを維持できました。
雨の日でも高いグリップ力を維持ウェット路面での安定感は非常に高いと感じました。イーグルF1アシメトリック6は、全サイズでウェットグリップ性能最高グレードの「a」を取得しており、その効果は実走行でもしっかりと体感できます。
ウルトラハイパフォーマンスタイヤのグッドイヤー「イーグルF1アシメトリック6」は、コンパウンドの柔軟性も高いがドライの舗装路でステアリングを一気に切り込む場面でも剛性の物足りなさを感じることはない。特に、高速道路での水たまりを通過する際のハイドロプレーニングのリスクが低減されており、安心して走ることができました。ブレーキング時も制動距離が短く、ランフラットタイヤのときよりもしっかりと止まれる感覚があります。
交差点での右左折時も、濡れたマンホールや白線の上で滑る感覚が少なく、雨の日でも安心してドライブできるタイヤだと感じました。
燃費についても、タイヤ交換後に向上が見られました。純正ランフラットタイヤと比較すると、転がり抵抗が軽減されたため、アクセルを踏む回数が減り、燃費向上につながったのでしょう。実際、燃費計の数値を確認すると、街乗りでは0.5km/Lから1.0km/L程度の向上が見られました。高速道路ではそこまで大きな違いは感じませんでしたが、市街地でのストップ&ゴーが多い環境では確実に効果が出ています。
また、転がり抵抗が減ったことで、スロットルオフ時の転がり感も向上し、信号待ちや減速時のスムーズさが増した印象です。燃費を気にする方にとっても、UHPタイヤでありながらこの効果は魅力的なポイントです。ちなみに17インチから19インチまで、扁平率は35シリーズから50シリーズまで全21サイズを用意、そのうち19サイズがタイヤ・ラベリングで「A-a」の低燃費タイヤ(2サイズはB-a)となっています。
BMW「3シリーズ」に装着したグッドイヤー「イーグルF1アシメトリック6」グッドイヤーのイーグルF1アシメトリック6は、スポーツ性能と快適性、さらに燃費性能までバランスの良いタイヤです。特にランフラットタイヤからの交換による乗り心地の変化や、コーナリング時のフィーリング、ウェットグリップの向上、そして街乗りでの燃費改善といった点では違いが感じられました。
BMW 3シリーズの持ち味である“駆けぬける歓び”を損なうことなく、普段使いでの快適性を重視したい人にとっては、選択肢のひとつとして検討する価値はありそうです。