【登山ビギナー必見】神秘の火山景観・霧島山 おすすめ登山コース5選〈鹿児島・宮崎〉

天上の神々から「霧の海に浮かぶ島」のように見えたことでその名が付けられたと言われる 霧島山 。九州の鹿児島県・宮崎県にまたがる火山群で、神秘的な火山景観、雄大な名峰の数々、四季折々の豊かな自然が人々を魅了し、毎年多くの登山客が訪れています。

この記事では、霧島山の多彩な 登山コースをレベル順に5選 ご紹介します。おすすめの季節や魅力のヒミツ、登山の注意点とともにぜひ参考になさってください。

霧島山とは どこにあるの?

霧島山は、九州の鹿児島県・宮崎県にまたがる火山群です。

山地の中心部は、「霧島国立公園」として日本で初めて国立公園に指定されており(現在の名称は「霧島錦江湾国立公園」)、日本百名山、日本百景にも名を連ねるまさに日本を代表する景勝地です。周囲は霧島温泉郷、高千穂河原、えびの高原などの観光地に恵まれ、かの坂本龍馬が新婚旅行として訪れた地としても有名です。

https://www.env.go.jp/park/kirishima/

https://www.city-kirishima.jp/kirikan/kanko/shizen/yama.html

霧島山と霧島連山

地図等で「霧島山」と表記されていますが、霧島山という固有の山はありません。霧島山は山塊の総称であり、個々の山はそれぞれ個別の名称があります。

「霧島山」の他に「霧島連山」「霧島連峰」「霧島火山群」などとも呼ばれています。

霧島山の山々

霧島山は 20座以上の山岳群 と 48池と言われる大小の湖沼群 を抱えています。

代表的な山岳 韓国岳 からくにだけ:最高峰・標高1,700m 高千穂峰 たかちほのみね:標高1,574m 新燃岳 しんもえだけ:標高1,420m 甑岳 こしきだけ:標高1,301m 大幡山 おおはたやま:標高1,352m 代表的な湖沼 大浪池:おおなみのいけ 大幡池:おおはたいけ 六観音御池:ろっかんのんみいけ 御池:みいけ 【霧島山空撮 左から韓国岳〜新燃岳〜高千穂峰】

Photo by photo AC

Photo by 地理院地図 霧島山の魅力って?

ここでは、数多くある山の中でなぜ「霧島山」がおすすめなのか、その魅力をご紹介します。

山頂からの大パノラマ

多くの山を抱える霧島山は、ほとんどの山頂から360度の大展望を楽しむことができます。

おすすめ大パノラマ 韓国岳山頂から:新燃岳〜高千穂峰 高千穂峰山頂から:韓国岳方面の火山群・大隅半島と錦江湾 【韓国岳から望む新燃岳(手前)・高千穂峰(奥)】

Photo by photo AC 【高千穂峰から望む錦江湾と桜島】

Photo by photo AC 可愛いお花たち

霧島山は植物の宝庫です。

代表的なお花 マンサク:2月下旬〜4月上旬 ハルリンドウ:3月下旬〜6月中旬 ヤマツツジ:4月中旬〜5月 キリシマミズキ:4月中旬〜5月中旬 ミヤマキリシマ:4月下旬〜6月 高千穂峰〜えびの高原の南西斜面の群落地が有名 ノカイドウ:5月上旬〜中旬 世界でココだけ!霧島山自生の固有種 ヤマフジ:5月中旬 オオヤマレンゲ:6月〜7月初旬

https://takachiho-visitorcenter.org/nature/

【ノカイドウ】

Photo by photo AC 神様が降り立った地

天照大神(あまてらすおおみかみ)の命を受けた神が天から降り立ったとされる高千穂峰。山頂には大地を形成するために神が突き立てた鉾「天逆鉾(あまのさかほこ)」があり、日本有数のパワースポットとして人気です。

https://www.city-kirishima.jp/kirikan/kanko/bunka/tensonkorin.html

火山規制

霧島山は活火山です。現在新燃岳が通行規制中で、残念ながら霧島山の縦走登山はできません。火山規制情報をよく確認してから登山計画を立ててください。

https://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/STOCK/activity_info/map_8.html

https://www.pref.miyazaki.lg.jp/kiki-kikikanri/bosai/saigai/kirisima.html

おすすめ登山コース5選

※令和6年4月時点の規制情報を基におすすめコースを紹介しています。

【初心者向け】えびの高原・池巡りコース

えびの高原に点在する3つの池を巡るコース。アップダウンが少なく、のんびりと高原歩きを楽しめます。展望台が各所にあり、韓国岳、甑岳などの眺めも良好。硫黄岳付近は火山規制のため、不動池で引き返します。

コース:えびのエコミュージアムセンター→白鳥山→六観音→不動池→引き返し、白紫池東側を通ってスタート地点へ コースタイム:計4時間(往路2時間20分・復路1時間40分) 登山口(駐車場):えびのエコミュージアムセンター 見どころ:白鳥山からの眺望・六観音御池の鮮やかなコバルトブルー

Photo by 地理院地図

https://ebino-ecomuseum.go.jp/

https://ebino-kankou.com/taxo_areaguide/ebino-plateau

【初心者向け】大浪池周回コース

韓国岳の懐、神秘の火口湖を周回するコース。登山道は整備されており歩きやすい。春は火口壁にマンサクが咲き誇り、初夏の新緑、秋の紅葉、冬の霧氷など1年を通して楽しむことができます。

コース:大浪池登山口→避難小屋(分岐)→大浪池周回→避難小屋(分岐)→大浪池登山口 コースタイム:計2時間40分(登り40分・一周1時間30分・下り30分) 標高差:約170m 登山口(駐車場):大浪池登山口 見どころ:日本一標高の高い山頂火口湖(1,241m)である大浪池・新燃岳火口の眺め・錦江湾の眺望

Photo by 地理院地図

Photo by photo AC

https://www.city-kirishima.jp/kirikan/kanko/bunka/onaminoike.html

【初級者向け】甑岳コース

えびの高原の北東にある甑岳。美しい原生林に覆われ、高山植物と湿地帯植物の宝庫です。登りやすく、山頂からの眺めも抜群。

コース:甑岳登山口→甑岳→甑岳登山口 コースタイム:計1時間25分(登り50分・下り35分) 標高差:約90m 登山口(駐車場):甑岳登山口 見どころ:山頂の火口跡の池塘(湿原)・えびの高原方面の眺望・桜島の眺望

※土日の9時〜17時のみ硫黄山周辺(県道1号線)車両通行可

※平日は県道1号線の通行規制のため、えびのエコミュージアムセンター方面から入山する場合はえびのエコミュージアムセンターに車を停め「①えびの高原・池巡りコース」の途中から甑岳に入山します。

Photo by 地理院地図

https://www.pref.miyazaki.lg.jp/dorohozen/shakaikiban/kotsu/kendou1go.html

【中級者向け】韓国岳コース

霧島山の最高峰・韓国岳を登るコース。山頂からの展望が美しく、まるで朝鮮半島まで見渡せるようだ…とこの名が付けられたと言われています。

コース:えびのエコミュージアムセンター→韓国岳→大浪池→つつじヶ丘登山口→スタート地点へ コースタイム:計3時間30分(登り1時間40分・下り1時間50分) 標高差:約500m 登山口(駐車場):えびのエコミュージアムセンター 見どころ:直径900m、深さ300mの大噴火口・新燃岳〜高千穂峰の眺め・見下ろす大浪池

Photo by 地理院地図 【高千穂峰から望む韓国岳(左)】

Photo by photo AC 【えびの高原から見上げる韓国岳・手前は噴煙を上げる硫黄山】

Photo by photo AC 【中級者向け】高千穂峰・御鉢コース

天孫降臨の地、霊峰・高千穂峰。御鉢の火山縁を通り、高千穂峰山頂を目指します。

コース:高千穂河原ビジターセンター→御鉢→馬の背→高千穂峰→同じ道を下山し登山口へ コースタイム:計3時間(登り1時間40分・下り1時間20分) 標高差:約600m 登山口(駐車場):高千穂河原ビジターセンター 見どころ:御鉢の直径約500m、深さ約100mの大噴火口・馬の背歩き・韓国岳方面の火山群展望・大隅半島と錦江湾の眺望・美しい赤褐色の山肌

Photo by 地理院地図 【高千穂峰空撮】

Photo by photo AC

Photo by photo AC

https://takachiho-visitorcenter.org/

おすすめの季節

登山適期は3月〜12月です。中でも特におすすめなのは、 お花が綺麗な5〜6月 と 紅葉時期の9月下旬〜10月下旬 。1〜2月は積雪があるので雪山登山経験のない方は避けましょう。

霧島山のトイレ情報

霧島山の山中にトイレはありません。登山口のトイレで済ませるか、携帯トイレブースを使用しましょう。

登山口のトイレ えびの高原駐車場トイレ 大浪池登山口トイレ 高千穂河原駐車場トイレ 携帯トイレブース 高千穂峰山頂 携帯トイレ回収ボックス えびの高原駐車場 大浪池登山口トイレ 高千穂河原駐車場トイレ 携帯トイレ販売場所 えびのエコミュージアムセンター 高千穂河原ビジターセンター 霧島市観光協会 霧島市観光案内所

https://kirishimakankou.com/news/2015/04/post-816.html

登山の注意点 火山情報の確認

計画前と入山前に必ず火山情報を確認しましょう。

https://kirishimakankou.com/news/2015/05/post-891.html

濃霧

えびの高原付近は霧が多く、ホワイトアウトになることもあります。

多雨

霧島は日本でも有数の多雨地域です。年間降水量は4,500mm以上で(日本の平均1,718mm)、特に6月〜8月に集中しています。必ず雨具を持参し、天候の移り変わりに気をつけてください。

登山届の提出 提出先 各山口の登山届ポスト 各山系の管轄する警察署へ郵送・FAX

https://www.pref.miyazaki.lg.jp/police/shinsei/tozantodoke.html

登山アプリでの申請

https://www.mt-compass.com/

服装・装備 服装 Tシャツ・長袖Tシャツ 薄手のフリース アウター ストレッチ性のあるズボン 登山靴 帽子(夏は日差し除け用・冬は防寒用) アウトドア用グローブ 冬用グローブ・ネックウォーマー・防寒着【冬】

季節に応じて調整してください。

装備 ザック 地図 コンパス ヘッドライト 行動食・軽食 水筒 レインウェア トレッキングポール トイレットペーパー・マスク・タオル アイゼン・ゲイター【冬】 アクセス 周遊バス

https://www.city-kirishima.jp/kirikan/kanko/bus/renzan.html

九州自動車道溝辺鹿児島空港ICより

えびのエコミュージアムセンターまで約50分 大浪池登山口まで約45分 高千穂河原ビジターセンターまで約45分 さあ、神秘の霧島山登山を楽しもう

雄大な火山景観と山岳美、そして色とりどりの自然を楽しめる霧島山。ぜひ霧島山登山で神秘のパワーを感じてください。

余暇プランナー:fudo2020

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