かつて学生だった頃は、時給50円それどころか10円の差も気にしてアルバイト探しをしていた―そんな懐かしい思い出をお持ちの方もいるのではないでしょうか?

 社会人になると自分の時給がいくらなのか考える機会はあまりないかもしれませんが、一般的に高給取りとされる上場企業の時給はいったいいくらなのか?興味深いランキングが発表されました。

●日本人の平均時給は意外と高い?その額は

 就職・転職のリサーチサイト「Vorkers」が、上場企業の有価証券報告書と、同サイトに投稿された残業時間をデータを元に、各企業の時給を算出。その計算方法は、月間標準労働時間と月間平均残業時間の合計を12倍した数字で平均年収を割ったものです。月間標準労働時間と月間平均残業時間の合計とは、言い換えれば毎月何時間働いているかということ。それの12倍とは、年間の労働時間。つまり年収を年間の労働時間で割れば時給が出るよねという考え方です。例えば社員の平均年収が500万円、月間の平均労働時間が180時間の企業の場合、5,000,000÷(180×12)=2314。この企業の平均時給は2314円ということになります。

 厚生労働省が発表している毎月勤労統計調査によると、今年8月の名目賃金に当たる現金給与総額は27万4490円。月間実労働時間は139.3時間でした。そこから計算すると、日本人の平均時給は1970円となります。

●上場企業トップは最低賃金の8倍稼ぐ!

 それに対し、上場企業の時給ベスト10はどこでしょうか。栄えある1位に輝いたのはGCA。やや聞きなれない名前かもしれませんが、M&Aアドバイザリーを行う会社で、平均年収はなんと2154万円。標準労働時間(1日8時間)、平均残業時間(月間73・6時間)の数字から計算すると、時給7682円。平均の4倍近い数字となりました。東京都の最低賃金、時給958円で働くと、GCAの1時間分を稼ぐのに約8時間働かないといけないことになります。

 2位はキーエンス(6548円)、3位は三菱商事(6368円)、4位はファナック(6361円)、5位は三井物産(6296円)と一流企業が名を連ねます。トップ30社の平均時給は5134円となるそうで、1日8時間労働で計算すると、1日働いただけで約4万円を稼いでいることになります。一流企業ってすごいですね。

 さて、あなたは時給いくらでしょうか?給与明細に月間の労働時間や給与の総支給額が記載されていることも多いので、計算してみるのも良いかもしれないですね。


<参考サイト>
・上場企業の時給ランキング2017 Vorkers 働きがい研究所
https://www.vorkers.com/hatarakigai/vol_38?v=55-246-19rs0r
・毎月勤労統計調査 平成29年8月分結果速報|厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/monthly/29/2908p/2908p.html