人には生まれつき、個人差というものがあります。それは良いことであったり、悪いことであったりします。が、もし自分が悪いところをひいてしまったら、ちょっとがっかりしますよね。

●生まれたときから決まっている?

 実は、「蚊に刺されやすい」というのも個人差があると言われているのをご存じでしょうか。今の季節、蚊に悩まされている方も多いはず。そんな中、同じ環境にいるのに自分だけ刺されている、もしくは一人だけ異様に刺されたという経験はありませんか。刺されやすい人とそうでない人に、いったいどんな違いがあるというのでしょうか。

●蚊に刺されやすい血液型は?

 こういう話でまず出てくるのが、「血液型の違いによるもの」です。日本では、性格や病気との相関もよく話題になりますね。

 蚊に対しても、血液型と関係があるとされる論文があります。最初に提唱したのは、イギリスの研究者、ウッド氏と他数人の共著者達です。

 害虫防除技術研究所の「ABO式血液型、分泌・非分泌型と蚊の嗜好性について」によると、マラリアを媒介するガンビアハマダラカという蚊の腸内にはO>B>AB>Aの順で成分が多かったことを示していました。

 しかし、ウッド氏が発表をした同じ年、研究者ソーントン氏が血液型によるガンビアハマダラカからの刺されやすさを検証したところ、「血液型と刺されやすさは関係ない」という結果が出ました。さらに、唾液などから血液型の影響が出やすい分泌型と、そうでない非分泌型の違い、皮膚の色、体毛もこれに関係しないという結論を出しました。

 ただし、害虫防除技術研究所の白井良和氏の研究によれば、ヒトスジシマカがどの血液型に刺すかの実験でO型が刺されやすいという結果も出ており、確実にそうだとはいえないまでも、何かしらの関連性があるのではないかという見解もあるそうです。これについてはまだまだ未知の領域です。

●蚊に刺されやすい人の特徴とは?

 では、蚊の刺されやすさが血液型の違いによるものでないのなら、一体どんな違いがあるのでしょうか。実は刺されやすい人には特徴があるのです。

 蚊は人の体温や汗に含まれる乳酸などに反応して吸血します。そのため、体温の高い人、汗っかきや肥満傾向の人など、汗をかきやすい人を好むようです。

 また、蚊は二酸化炭素にも反応します。二酸化炭素の排出量の多くなる運動後やお酒を飲んでいる人にも、自然と蚊が集まってきてしまうかもしれません。
 
 それから、蚊は色にも反応します。蚊は色を白と黒で判別し、黒い方を好むとのことですので、蚊の出やすい季節は、できるだけ白っぽい服を着ると良いでしょう。

 蚊は、デング熱やジカ熱などのウイルスを媒介します。汗っかきであるなど、体質によるものはなかなか変えられませんが、生活習慣や着るものによって蚊に刺されるリスクを減らすことができます。できることから、対策を行っていきましょう。



<参考サイト>

・害虫防除技術研究所 ABO式血液型、分泌・非分泌型と蚊の嗜好性について 
http://www.gaityu.jp/syosaibloodtype.html

・Sakiyomi trivia.com 蚊に刺されやすい血液型ランキング!体質や汗、臭いも関与?
http://xn--cbktd7evb4g747sv75e.com/2016/0323/kanisasareyasui/

・TABI LABO 蚊に刺されやすい人「7つの条件」。服装は?血液型は?
http://tabi-labo.com/160180/being-bitten

・イシコメ 蚊に刺されやすい血液型があるって本当!?
https://ishicome.medpeer.jp/entry/157

・shittoku.xyz 蚊に刺されやすい人の6つの特徴! 対策について徹底的に調べてみた
http://shittoku.xyz/archives/6898.html

・三行革命 蚊に刺されやすい人は白い服を着よう
http://sangyokakumei.com/00120