日本社会は男女平等の度合いが低いと世界から見られています。2017年に世界経済フォーラムが発表した「ジェンダー・ギャップ指数」で、日本は調査対象144か国のうち、114位、過去最低の結果となりました。

 とはいえ、一口に日本と言っても地域ごとに特色があり、都道府県によってストレスの度合いは違うでしょう。では、女性が最もストレスを感じにくい都道府県はどこなのか。以下、解説します。

●ストレスオフ県ランキング2018

 メディプラス研究所は、「ストレスオフで、ここち、らくちん。」を掲げるウェブサイト「オフラボ」において、ストレスオフ県ランキング2018を発表しました。

 ストレスオフ県ランキングは、全国の20〜69歳の女性7万人を対象に、厚生労働省の「ストレスチェック制度の健康状態項目」をもとに独自加工して考案した「ココロの体力測定」を行い、さらにその結果を4つのライフバランスに分類して47都道府県の女性のストレスオフ度を推定されたものです。

 ライフバランスの分類は、ワークバランス(仕事)、セルフライフバランス(自分)、ソーシャルライフバランス(社会)、ローカルライフバランス(地域)の4つです。

●ローカルライフバランスが圧倒的

 本題の結果発表です。第1位は後続に圧倒的に差をつけて、2017年に続けて2連覇を達成した愛媛県でした。第2位は2017年11位だった静岡県、第3位佐賀県という結果になりました。佐賀県は2017年8位でした。

 なぜ愛媛県の女性は、ストレスオフ度が高いのでしょう?ずば抜けているのがローカルライフバランス(地域)の値です。ローカルライフバランスには、お金(将来不安)、地域生活環境、気候・災害環境、子育てが含まれます。

 また、ソーシャルライフバランス(社会)もかなり高くなっています。ここには仕事のやりがいや家族関係などが含まれます。愛媛という地域社会に対する高い満足度を伺うことができます。

●時間とお金のストレスが少ない

 もうすこし細かく具体的に理由を探ってみると愛媛の女性が「通勤時間ストレスが少ない」こと、「メイクしている(正装)時間」「家族との家事分担」といった時間的ストレスが少ないこと、また、「子どもの教育費」や「住宅費」といった金銭面のストレスが少ないことがストレスオフの主な要因になっています。

 教育に関しては「子どもの教育費」だけでなく「子どもの教育関係」という項目、つまり教育内容に対しても満足度が高い結果になっています。

 他方、「職場の人間関係(上司)」など大人の職場環境も満足度は高いようです。これはうらやましいかぎりです。

 あらためてトップテンを見直すと2位の静岡と10位の青森を除くとその他は西日本が占めました。滋賀以外はすべて中国、四国、九州地方です。東日本は圧倒的に劣勢となりました。

 不動のエース愛媛は別にして、2位以下はわりと変動が激しいので来年は東日本の巻き返しを期待したいものです。

<参考サイト>
・オフラボ:ストレスオフ県ランキング2018発表! 第1位は「愛媛県」が2連覇
https://mediplus-lab.jp/contents/detail/2090