業務用食材配送サービスなどを提供するアグリテック企業「望家歓農産品(Wangjiahuan)」(以下「望家歓」)が、シリーズB+で8億元(約131億円)を調達した。リード・インベスターは「中信産業基金(CPE)」、コ・インベスターは「自明資本(Ziming Capital)」やシンガポール系物流大手「GLP」傘下の「隠山資本(Hidden Hill Capital)」など。望家歓は2020年3月に、シリーズBで生活関連サービス大手「美団(Meituan)」と隠山資本から6億元(約98億6000万円)を調達していた。

望家歓の紹介によると今回調達した資金は以下の3方面に充てられる。

(1)オンラインインフラの構築を推進し、SaaSサービスシステム、共同買い付けプラットフォーム、品質安全トレーサビリティシステムなどのアップグレードを通じて、サプライチェーンの川上ではデジタル調達、川下ではスマート配送を実現する。

(2)中国全土の中・大型都市における共同配送センターの計画・建設、倉庫保管・配送一体型コールドチェーン物流システムの構築を含むオフラインインフラ構築に投資する。

(3)中国全土でパートナー募集を強化し、パートナー企業のビジネスモデルのアップグレード、ブランドライセンスの完備、情報システムの改善を支援し、パートナーに開発資金を提供する。

中国有数の業務用食材サプライチェーン企業である望家歓は、1995年に設立され、中国全土に約150の支店と子会社を擁し、200以上の代理ブランドを扱っている。同社は主に政府機関、学校、病院、飲食チェーン企業、大型スーパーマーケットなど、2万以上の大口顧客にサービスを提供しており、2020年の売上高は100億元(約1640億円)に迫ると見込まれている。