南京大学の人工智能創新研究院(Artificial Intelligence Innovation Institute)がインキュベートし、汎用インテリジェント意思決定支援システムを研究開発する「南棲仙策(POLIXIR Technologies)」が、プレシリーズAで数千万元(数億円)を調達した。リード・インベスターは「高瓴創投(GL Ventures)」。同社はエンジェルラウンドでも数千万元(数億円)を調達している。

2018年9月に設立された南棲仙策は、囲碁AIソフト「AlphaGo(アルファ碁)」系の強化学習(Reinforcement Learning)をコア技術としている。2021年1月、同社はインテリジェント意思決定システム「仙啓(REVIVE)」を発表した。同製品では、ユーザーがシステム内のテンプレートに従い、Excelなどのデータテーブルをシステムにアップロードし、ビジネスロジックを記述するだけで、システムが自動的にトレーニングを行い、問題に対する最適なソリューションパスを導き出せるという。

現在、南棲仙策は電子商取引(EC)、自動車、物流、ネット配車などの法人顧客にインテリジェント意思決定システムを提供しており、EC企業の流通取引総額(GMV)増加、自動車設計プロセスの最適化、ネット配車のクーポンを活用した売上向上などに活用されている。同社は「建発物流集団(C&D LOGISTICS)」などの取引先と戦略的パートナーシップを締結している。