音声や映像用のAIソリューションを提供する「美撮網絡科技(Meishe Network Technology)」が昨年12月にシリーズBで資金を調達した。リード・インベスターは動画共有サイトの「ビリビリ動画(bilibili)」、コ・インベスターはマルチメディア向けソフト開発を手掛ける「万興科技(Wondershare)」傘下の「万興科技産業基金」。美撮網絡科技は過去、2018年8月に「深創投(Shenzhen Capital Group)」からプレシリーズAで数千万元(数億円)を、2020年4月にはシャオミ(小米科技)からシリーズAで戦略的資金を調達している。

美撮網絡科技はAIを活用した音声・映像技術に注力しており、主に事業者向けに技術ソリューションを提供している。同社のソフトウェア開発キット(SDK)にはショート動画用のSDK、AIによるスマート編集、AR(仮想現実)を活用した顔認識、自動色補正、バーチャルキャラクターの作成などの機能が盛り込まれており、モバイル、ウェブ、パソコン、サーバーなど、あらゆるプラットフォームの全プロセスに対応する。

同社は国内外の数百社と長期にわたる提携関係を結んでいる。前述のシャオミやビリビリ動画のほか、OPPO、Vivo、レノボ、「京東集団(JD.com)」、「新浪(Sina)」など各分野のトップ企業に加え、中国国営送電企業の「国家電網(State Grid Corporation of China)」や上海メディアグループ(SMG)など歴史ある大手事業者とも提携し、メディアの商用、および公的な利用の推進をサポートしている。海外では、米国、韓国、インド、シンガポールなど多くの国で現地のIT企業に技術やサービスを提供しており、海外におけるユーザー数は数千万にのぼる。