レベル4(特定の条件下における完全自動運転)に特化した中国の自動運転スタートアップ「WeRide(文遠知行科技)」が、物流業界向けの自動運転技術を手掛ける「牧月科技(MoonX)」を買収、子会社化したと発表した。買収金額は非公開。今後、牧月科技創業者兼CEOの楊慶雄氏はWeRideの副総裁職と研究所所長を兼任することとなり、50余名のアルゴリズムおよび研究開発を手掛けるエンジニアもWeRideに合流する。

2018年6月に設立された牧月科技は、20台以上の自動運転乗用車とトラックで構成される車両部隊を保有しており、広東省深圳市や福建省アモイ市、泉州市などで路上試験と試運転を実施してきた。自動運転試験の走行距離は30万キロを超える。

WeRideは2017年に設立され、広東省広州市に本社を置く。400人以上いる従業員の85%以上が研究開発を手掛けるエンジニアだ。同社は2019年11月、広州で中国初となる一般向けロボタクシーの運用を開始した。また、今年6月にシリーズCで3億1000万ドル(約341億円)を調達し、評価額が33億ドル(約3640億円)になったと発表している。