【新華社東京9月10日】サッカー日本代表はなぜ中国代表よりも強いのか?東京でしばらく過ごせば、日常のささいな事柄から、日本サッカーの強さの秘密が素人目にも見えてくる。

日本の学校は自分で登下校するよう児童・生徒を指導しており、小さい子が1人でバス通学をすることも珍しくない。中国では、登下校時になると小学校周辺の道路が送迎の車で埋まる。

東京都と神奈川県の境を流れる多摩川の河口から上流50キロの河川敷には、サッカー場やラグビー場、野球場に加え、ゴルフコース、テニスコート、ゲートボール場、馬術練習場まである。川沿いの運動場が、都内の運動施設不足を補っている。

多摩川河川敷のサッカー場は週末ともなると、季節を問わずサッカーを楽しむ子どもたちであふれる。多くはチームのユニフォームを身に着け、学校対抗試合に参加したり、小学生チーム、男女混合チームなどでプレーしたりしている。小さい子は保護者に車で送ってもらい、大きくなると自転車をこいでやって来る。自転車の荷台にはクーラーボックスを積んでおり、試合後にはその上に腰掛けて他チームの試合を観戦し、昼になると弁当を取り出して河原で食べる。

国際サッカー連盟(FIFA)前会長のブラッター氏は、サッカーはとてもシンプルなスポーツで、子どもはボールさえあれば、いつでもどこでも楽しむことができると語った。しかし、サッカーは非常に複雑なスポーツでもある。子どもがプレーの機会や場所を見つけるには、往々にして困難が伴う。

小学生が自力で登下校でき、サッカー場を備えた大都市の建設は、巨大で複雑な社会プロジェクトであり、短期間で成し遂げられることではない。日本を追う中国サッカー界の道は険しく、決してわずか1点の差ではない。(記者/王子江)