米アップルが最新スマートフォン「iPhone13」のディスプレイ開発で、中国ディスプレイ製造大手「BOE(京東方)」と接触しているという。日経新聞が報じた。

関係者によると、BOEは9月下旬に6.1インチのiPhone13向けに有機EL(OLED)ディスプレイの供給を開始。当初は少量だが、最終審査を経て出荷量を増やす予定だという。なお、審査は早ければ今月中に完了する見込み。iPhone13の6.1インチ向けは韓国サムスンと分け合う形となり、BOEの比率は全体の約20%になるという。

アップルとBOE間における提携は、今回が初めてではない。2020年12月、アップルはBOEを「iPhone12」シリーズの有機ELディスプレイのサプライヤーとして認定している。BOEがサプライヤーに加わったことにより、iPhoneのディスプレイ供給は、サムスン、LG、BOEの3社でシェアされることとなった。

これまでBOEがiPhone12シリーズ向けに供給していたディスプレイは、ローエンドに属するものだった。今回は、BOEがアップルにハイエンドの有機ELディスプレイを提供する初の機会であり、中国国内のスマートフォン向けディスプレイの技術進歩を反映した動きといえる。