【新華社北京4月25日】中国汽車工業協会(CAAM)はこのほど、1〜3月の新エネルギー車(NEV)の生産台数が129万3千台、販売台数が125万7千台で、いずれも前年同期比2.4倍となり、市場シェアは19.3%に達したと発表した。販売の急増は中国自動車市場の低炭素化への転換加速を示している。統計によると、中国の新エネ車保有台数は2021年末時点で784万台に上り、うち純電気自動車(BEV)は640万台だった。

中国政府は二酸化炭素(CO2)排出量の2030年までの減少転換、60年までの実質ゼロを目指す「双炭」目標をはっきり打ち出しており、新エネ車の発展はメーカーが取るべき選択となっている。国家発展改革委員会は近く、関係方面と連携し、マクロ政策の実施を強化し、より効果的な政策対応を検討する考え。その中で、重点分野の消費拡大に触れ、引き続き新エネ車の消費を支援するとした。このほど開かれた国務院(政府)常務会議は、いずれの地方も自動車購入に関する制限措置を追加してはならないとし、すでに導入ている場合は購入枠を増やすよう求めた。また、新エネ車消費と充電設備設置への支援も表明した。

天津大学中国自動車戦略発展研究センターは先ごろ、新エネ車に関心のある消費者のインターネット検索について調査した。その結果、新エネ車の検索率はここ数年、右肩上がりで、2018年の14.9%から21年には36.4%に増えた。同センターの郭焱(かく・えん)主任は、ここ数年の中国新エネ車市場を見ると、緩やかな成長、急速な成長、安定した成長という三つの段階に分けられるとし、消費者の検索傾向から見て、現在の市場は依然として、急速な成長段階にあるとの認識を示した。

高級電気SUV(多目的スポーツ車)「高合(HiPhi)」を手掛ける新興メーカー、華人運通(Human Horizons)の丁磊(てい・らい)董事長は、「中国の新エネ車は発展のチャンス期にある」と述べ、中国は世界最大の自動車市場であり、市場規模と特性が国産新エネ車産業の急成長を促していると同時に、巨大な市場空間も育成しているとした。国産EVの品質は中国消費者の消費高度化に伴うニーズを満たしており、消費者の中国製造に対する許容度も高まっているとの見解を示した。